...之と共鳴を覺えるやうに自分の魂を啓いて行きたい...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...自分の魂があくがれ出して...
谷崎潤一郎 「細雪」
...自分の魂の無数の音に耳傾けながら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...すべて自分の魂を否定した人々...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自分の芸術を自分の魂以上に置いてはいなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そんな時僕は、自分の魂の父親、そういったものを想像する...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...彼は自分の魂をながめた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自分の魂だけにしかかかわらないその悪い行ないを...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...渠(かれ)は青年の言葉から火のような聖(きよ)い矢が自分の魂に向かって放たれるのを感じた...
中島敦 「悟浄出世」
...時には自分の魂(たましい)の居所(いどころ)さえ忘れて正体なくなる...
夏目漱石 「草枕」
...自分の魂が鳩の卵のように小さくなって...
夏目漱石 「坑夫」
...自分の魂は壊れもののようにおずおずと運んでいるのでもあった...
原民喜 「冬日記」
...彼等は自分の魂さえも悪魔に売ってしまう...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...自分の魂に罪障を重ねるのではなかつたのに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...自分の魂が生きているということと同じくらいに...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黒猫」
...自分の魂が、船体と一所に、どうにもならない不可思議な力にガッシリと掴(つか)まれているような気がしたからだ...
夢野久作 「難船小僧」
...自分の魂を遊離させる機会が些(すく)なかったせいかも知れなかったが……...
夢野久作 「木魂」
...どこか遠い処へ散り薄れかけている自分の魂を...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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