...それが出来ざあ腕っこきでグリゴリー・ペトニコフから取り返しねえ...
有島武郎 「かんかん虫」
...腕っこきだけれど...
高村光太郎 「回想録」
...土佐の高知に岡田以蔵――ここらあたりは名だたる腕っこきだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...腕っこきの一人であった...
野村胡堂 「胡堂百話」
...一騎当千の腕っこきばかり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これでは黒旋風も五人や十人では押し寄せられまい」「――」「恐らく腕っこきの賊十人二十人と人数を整え...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...腕っこきのハウス・メードを一人住込み(ステー)させます……それで...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...腕っこきのメードがきて...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...この若者が腕っこきとはねえ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...主席舵手として最長年の海上生活の経験を有する実際家上りの腕っこきだった...
牧逸馬 「運命のSOS」
...二人とも腕っこきだったねえっ」と長が云った...
山本周五郎 「青べか物語」
...浦粕きっての腕っこきといわれた...
山本周五郎 「青べか物語」
...「千本」では腕っこきの船頭を揃(そろ)えていながら...
山本周五郎 「青べか物語」
...「あの船長は腕っこきで...
山本周五郎 「青べか物語」
...「それでもいちにんまえの職人にはなるつもりだよ」「おめえは腕っこきになるさ」と参吉は励ますように云った...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...わっちはこれでも左官(しゃかん)としちゃあ腕っこきと云われてるんだ...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...しかも相当腕っこきがそろって見巧者を喜ばせた...
山本笑月 「明治世相百話」
...腕っこきという帳場だから...
吉川英治 「醤油仏」
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