...現在のような腑甲斐ない生活をしているのだと認める...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...私は父が腑甲斐ないように考えて非常に憤慨したものだ...
高村光太郎 「回想録」
...そんな料簡を起すと云うのは腑甲斐ないにも程があると...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...『朝日』のこの態度は少なくとも一時は極めて腑甲斐ない印象を読者に与えずには措かなかった...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...腑甲斐ない極である...
外村繁 「夢幻泡影」
...腑甲斐ない俺を励ますつもりもあったろうし...
豊島与志雄 「神棚」
...自分の腑甲斐ないことに泣きたくなりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは自分の腑甲斐ないことばかりではなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...一同を代表してというのは武士としていかにも腑甲斐ない言い分であるというので...
中里介山 「大菩薩峠」
...私の腑甲斐ないのに腹を立てて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お前は俺を馬鹿で腑甲斐ないと思っている...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...腑甲斐ないものは養子の我れと...
樋口一葉 「ゆく雲」
...腑甲斐ないようすに腹をたて...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...腑甲斐ない奴だな...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...余りと申せば腑甲斐ない...
吉川英治 「剣難女難」
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