...一時間辛抱する決心がつかないんだ...
梅崎春生 「狂い凧」
...北海道で辛抱する覺悟なら七圓増して二十二圓は出せる...
高濱虚子 「俳諧師」
...まさか辛抱する気もあるまいと...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...まさか辛抱する気もあるまいと...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...辛抱するかどうだか解りませんよ...
徳田秋声 「黴」
...クリストフとザビーネとが自分を辛抱することができないかどうか...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「まア、長い事はない、辛抱するがいい、ところで二階へ行ってみるが、二人とも一緒に来て貰おうか」「ヘエ――」平次はガラッ八と仁助と吉三郎を従えて、ガタピシする梯子を踏んで二階へ登りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...長火鉢の前の座布団(ざぶとん)の主(ぬし)として辛抱することが出来なかった...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...レコードって奴は当るまで辛抱するんだからやり切れない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ひどい喜劇を一幕辛抱すると...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...辛抱することだ、砂漠の獅子!「人間などいふことにくよくよせず、ミュウズなんかうつちやつておくさ...
北條民雄 「独語」
...彼の仕事が終るまで我慢ついでに辛抱するが...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...辛抱するに越したことはねえさ...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...しかしホテル料理も大概な人は我慢(がまん)して食べるので旅先だから仕方がないと辛抱する位なものです...
村井弦斎 「食道楽」
...辛抱することなんかないじゃありませんか」「ひどいわ」女は握られている手を...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...と喚きだしたいのをやっと辛抱するばかりであった...
山本周五郎 「風流太平記」
...辛抱することでは誰にも負けないからな」そして静かに立ちあがり...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...よく辛抱する...
吉川英治 「三国志」
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