...「お正月には胡粉で白く塗られた餅が飾られます...
...「この絵の具セットには胡粉が含まれています...
...「胡粉で顔を白く塗り、着物を着る人形を作ることがあります...
...「昔の日本で、胡粉で武士の額を白く塗る風習がありました...
...「胡粉を固めて作った白粉は、化粧品として使用されることがあります...
...……と見ると胡粉(ごふん)で書いた番号の札に並べて...
泉鏡花 「婦系図」
...胡粉(ごふん)を塗りかえたりするくらいに過ぎない...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...顔は胡粉を塗り、木綿の衣裳を着けていた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...朱線ヲ引キ胡粉デ抹消〕十月八日...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...化粧は皆胡粉の盛り上げのやうである...
長塚節 「菜の花」
...その手には胡粉(ごふん)で彩色してありますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...黒漆塗の札に『春鶯句会(しゅんおうくかい)』と胡粉(ごふん)で書いてあって...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...胡粉で薔薇色に頬を染め...
久生十蘭 「ハムレット」
...胡粉で畝皺(うねじわ)までつくってある...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...皿の胡粉が漣(さざなみ)打ってきた...
正岡容 「小説 圓朝」
...少しも光沢のないちょうど胡粉(ごふん)を薄く塗ったようなのが新しいのです...
村井弦斎 「食道楽」
...玉子は古くなるほど胡粉のようなものが除(と)れて段々光って来ますから光ったものを買ってはなりません...
村井弦斎 「食道楽」
...これに厚く胡粉(ごふん)彩色を施します...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...手が取れたり顔の胡粉(ごふん)の剥(は)げたりした雛人形が...
柳田国男 「年中行事覚書」
...ぽちぽちと胡粉(ごふん)を打ったような花をつけ初めて...
吉川英治 「江戸三国志」
...そして重いほど咲き満ちた糸桜が廻廊の杉戸へ胡粉(ごふん)のように吹き散ってゆく絢爛(けんらん)な眺めも今の心には何の慰めにもならない...
吉川英治 「剣難女難」
...胡粉(ごふん)を点々とおいたように白い...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...日本絵の具といえども胡粉を多量に使用することによって厚みや執着力を印象することは不可能であるまい...
和辻哲郎 「院展遠望」
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