...考え出すままにいろいろな事を話して見よう...
淡島寒月 「凧の話」
...最初にそれを考え出すということの苦心を想像すれば...
石原純 「關孝和」
...考え出すことは出来なかった...
大阪圭吉 「三の字旅行会」
...すなわち我等の小さい頭ではとても新しい変化のあることを考え出すことはできない...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...これと考え出すと私は酒を飲まずにおられなくなります...
太宰治 「わが半生を語る」
...昨夜逸(はず)んだような心持で母親の言い出したことを考え出すとおかしいようでもあった...
徳田秋声 「黴」
...観念から生まれることを考え出すだろう...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...一体この字はこれで正しいのかと考え出すと...
中島敦 「狼疾記」
...冷たい臥床(ふしど)の上に六尺一寸の長躯(ちょうく)を投げる時は考え出す...
夏目漱石 「幻影の盾」
...考え出すとあぶないところだったと今でも思うのさ」語り了(おわ)った主人はようやく自分の義務をすましたような風をする...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...米国は突飛(とっぴ)な事ばかり考え出す国柄であるから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...いろいろ手のこんだ方法を考え出すものですが...
久生十蘭 「金狼」
...くどくどと又あたらしく籠を編むように考え出すのだ...
室生犀星 「しゃりこうべ」
...少なくとも面白くて機微な姿に見えそうな諸説を考え出すことに用いたのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...考え出すという風にありたいものである...
柳田国男 「故郷七十年」
...かえってそれを合理化する理窟(りくつ)を考え出すこともある...
矢部貞治 「政治学入門」
...(わけても彼(あ)の――大牟田公平(おおむだきんぺい)が)大牟田公平の事を考え出すと...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...それを考え出すと...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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