...老懸を俗に鍋取また釜取(かまとり)ともいう」とある...
南方熊楠 「十二支考」
...かの老懸に似たる故に然(しか)いいしなり...
南方熊楠 「十二支考」
...老懸を附けし者の供奉(ぐぶ)の事を記ししにて釜取といいしは最(いと)古し...
南方熊楠 「十二支考」
...老懸とは下々(しもじも)の者の鍋取というような物ぞと見え...
南方熊楠 「十二支考」
...老懸公家と附けたるなり...
南方熊楠 「十二支考」
...柳翁いわくこれも櫛を老懸に見立てし句なり...
南方熊楠 「十二支考」
...上に録したる句は老懸をいいしにはあらず...
南方熊楠 「十二支考」
...されば上出『仮名字例』等にを老懸に充(あ)てたは当りいる、これをオイカケというは緒を懸ける義で、老懸は当て字、それを強解するとて、髻落ちた老人は、で繋ぎ留めるなどいうたのであろう...
南方熊楠 「十二支考」
...老懸古今厚薄異なるなり...
南方熊楠 「十二支考」
...その古い形が老懸に似たので老懸を鍋取と俗称したは...
南方熊楠 「十二支考」
...さて老懸を櫛に、鍋取の形を蝶鳥の翼に見立てたのも、英国のコッケイド(第三図イ)の上に拡がり立てたファン(扇)と呼ばるる部分が、翼にも、櫛にも似いるに似ている...
南方熊楠 「十二支考」
...老懸が冠の両傍に備わると違い...
南方熊楠 「十二支考」
...老懸も鍋取も、帽の一方の縁を起すために穿った穴と、それを通して帽頂に繋ぎ留めた緒の端のボタンとより出来上ったコッケイドとは全く同形異源だ...
南方熊楠 「十二支考」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??