...咀嚼(そしゃく)翫味(がんみ)するに至るであろうが...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...他人の云ふことを一々頭の中で翫味(がんみ)したりしてゐる人なんかはまあないといつてもいゝ位だと私は思ふ...
伊藤野枝 「感想の断片」
...研究翫味する時は...
上田敏 「『新訳源氏物語』初版の序」
...その後やや心をとめて翫味(がんみ)するようになった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...一流の料理だとかを翫味(がんみ)するのが...
谷崎潤一郎 「秘密」
...翫味(ぐわんみ)してゐた...
徳田秋声 「町の踊り場」
...研究も翫味(がんみ)もしつくされていて...
中里介山 「大菩薩峠」
...勘考さるべきものでも翫味さるべきものでもない...
中原中也 「宮沢賢治の詩」
...かといつて鹿のやうに縮かむこともありませんでした私はすべての用件を忘れこの時ばかりはゆるやかに時間を熟読翫味(ぐわんみ)しました...
中原中也 「山羊の歌」
...参同契を熟読翫味するならば...
中谷宇吉郎 「神仙道と科学」
...また瘋癲病(ふうてんびょう)者の文章をさほど心労して翫味(がんみ)したかと思うと恥ずかしくもあり...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...充分に翫味し得ないで...
正宗白鳥 「語學修業」
...熟読翫味(がんみ)してます/\味わいのこまやかなるは君の文学の特色なり...
正宗白鳥 「弔辞(徳田秋声)」
...面白く翫味(がんみ)しています...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...翫味百遍...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...反覆翫味したかも知れない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...翫味するに堪へたる抒情の語をも...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...能楽成立以前能の曲の内容をよくよく翫味(がんみ)してみると...
夢野久作 「能とは何か」
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