...咀嚼(そしゃく)翫味(がんみ)するに至るであろうが...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...故人の遺稿などを取り出して翫味する機会も此時であらう...
市島春城 「読書八境」
...他人の云ふことを一々頭の中で翫味(がんみ)したりしてゐる人なんかはまあないといつてもいゝ位だと私は思ふ...
伊藤野枝 「感想の断片」
...研究翫味する時は...
上田敏 「『新訳源氏物語』初版の序」
...細(つぶ)さに一字一句を翫味研究して盛んに嘖々した...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...殊にその“Pathology of Mind”は最も熱心に反覆翫味して巨細(こさい)に研究した...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...翫味(ぐわんみ)してゐた...
徳田秋声 「町の踊り場」
...又云く字書と雜記の書と類書との三類は常に能々看讀すべし其の中雜記の書は尤も翫味すべき者也一には見識を増し二には事實を知り三には經史子集を見るに甚だ助とすといひ...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...研究も翫味(がんみ)もしつくされていて...
中里介山 「大菩薩峠」
...一方『周易参同契』において魏伯陽が旧神仙思想を排斥している文章を熟読翫味してみると...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...『参同契』を熟読翫味するならば...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...参同契を熟読翫味するならば...
中谷宇吉郎 「神仙道と科学」
...また瘋癲病(ふうてんびょう)者の文章をさほど心労して翫味(がんみ)したかと思うと恥ずかしくもあり...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ただ大体の趣味を翫味(がんみ)して満足したりしが如し...
正岡子規 「俳人蕪村」
...熟読翫味(がんみ)してます/\味わいのこまやかなるは君の文学の特色なり...
正宗白鳥 「弔辞(徳田秋声)」
...今日までの歳月の意味が一層つきぬ味で翫味されます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...翫味するに堪へたる抒情の語をも...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...此書上の文を翫味(ぐわんみ)すれば...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
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吸わせる やはり野に置け蓮華草 上流階級
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