例文・使い方一覧でみる「罪する」の意味

...先生が色を失って謝罪すると... 先生が色を失って謝罪するとの読み方
芥川龍之介「毛利先生」

...さうしてあの敬重すべき人格からあの卑む可き態度をひき出す自分の高慢と自己主張とに就いてＱに謝罪するやうな心持になる事が出來た...
阿部次郎「三太郎の日記　第二」

...自分が代つて謝罪するやうな口吻（こうふん）で云つた... 自分が代つて謝罪するやうな口吻で云つたの読み方
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ　Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳「死」

...死をもって謝罪する兄を見做（なら）え... 死をもって謝罪する兄を見做えの読み方
橘外男「グリュックスブルグ王室異聞」

...悪かったら謝罪するとこうなんですもの... 悪かったら謝罪するとこうなんですものの読み方
豊島与志雄「或る男の手記」

...「何人をも罪する勿れ... 「何人をも罪する勿れの読み方
豊島与志雄「作家的思想」

...陸贄が帝に代つて書いた自ら罪する詔の如き... 陸贄が帝に代つて書いた自ら罪する詔の如きの読み方
内藤湖南「支那史學史概要」

...謝罪するか？――頭も... 謝罪するか？――頭もの読み方
直木三十五「南国太平記」

...そして「矢張り、道中は、庄吉をお連れになった方が、ようがしょうがな」「何うして、お判りになります？」「それはの、聞くところによると、兵道家は、修法場を汚された時には、その汚れを払い、諸神に、謝罪するため、三倍の修法を、その場所にて致すものであるそうだ... そして「矢張り、道中は、庄吉をお連れになった方が、ようがしょうがな」「何うして、お判りになります？」「それはの、聞くところによると、兵道家は、修法場を汚された時には、その汚れを払い、諸神に、謝罪するため、三倍の修法を、その場所にて致すものであるそうだの読み方
直木三十五「南国太平記」

...ね」と代助に謝罪する様に云つて... ね」と代助に謝罪する様に云つての読み方
夏目漱石「それから」

...逢（あ）ったら謝罪するって云ってましたよ」「全く追い出されたために... 逢ったら謝罪するって云ってましたよ」「全く追い出されたためにの読み方
夏目漱石「野分」

...決して悪には屈せず正しい道を僅かに外れることすら罪だと断罪するあの美しい意志の人に出会うことはないのである...
バルザック　Honore de Balzac 中島英之訳「ゴリオ爺さん」

...清盛は些細な罪で有能な官吏を流罪するなどは当をえた政治と思えないと妙な理窟をこねだし...
久生十蘭「無月物語」

...天の罪するところ... 天の罪するところの読み方
福沢諭吉「中津留別の書」

...最後に斷罪することによつて彼はこのことをなし遂げる... 最後に斷罪することによつて彼はこのことをなし遂げるの読み方
三木清「歴史哲學」

...彼もただ心の中で謝罪する外に途もなく... 彼もただ心の中で謝罪する外に途もなくの読み方
水上滝太郎「遺産」

...そう云って謝罪する者を斬れると思うか」「それならもう... そう云って謝罪する者を斬れると思うか」「それならもうの読み方
山本周五郎「薊」

...彼は窃盗を罪するより盗者の心を労（いた）わることを重しとするのである... 彼は窃盗を罪するより盗者の心を労わることを重しとするのであるの読み方
和辻哲郎「日本精神史研究」

「罪する」の読みかた

「罪する」の書き方・書き順

いろんなフォントで「罪する」