...ケガをしたので、繃帯を巻く必要がある...
...繃帯を巻いているから、動きが制限される...
...繃帯は傷口が治るまで要続けて巻く必要がある...
...繃帯の位置がずれると、傷口に負担をかけることになる...
...繃帯の巻き方を間違うと、傷を悪化させる可能性がある...
...その人は癒(いや)すべからざる諦(あきら)めか不平かを以てその傷を繃帯(ほうたい)する外道はあるまい...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...繃帯のつづきは、後頭部を通って屍体の鼻の下から頤(あご)全体を包んだ...
海野十三 「人体解剖を看るの記」
...繃帯を目のまわりに鉢巻(はちま)きのようにして巻いた...
海野十三 「超人間X号」
...あの繃帯を中耳炎といわれて信用してしまうなんて...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...繃帯でおおわれた頭をはじめ全身に打撲傷を負っているので...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...薬湯につけてあとを繃帯することを看護婦に命じた...
「草藪」
...幽霊は卓子の上から例の繃帯を取って...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...と自分で不自由な手を動かして繃帯をとき始める...
永井隆 「長崎の鐘」
...つくづくと郁太郎の面から昨夜の創(きず)を繃帯したあたりなどを見て...
中里介山 「大菩薩峠」
...君その指の繃帯は如何した」「一寸ナイフで切りましたから……」「S子は今内にゐませんから夕方いらつしやい……」さう言つて二人は別れたが...
中原中也 「分らないもの」
...頸(くび)に湿布(しっぷ)の繃帯(ほうたい)をして...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...もちろん全身に繃帯を巻いているのだったが...
北條民雄 「いのちの初夜」
...消毒した新聞紙をぺたりと貼りつけてぐるぐると繃帯を巻いて知らん顔してゐるのである...
北條民雄 「癩院記録」
...つぶった眼と額と――繃帯のすき間にあらわれている彼の皮膚の色艶(いろつや)が...
本庄陸男 「石狩川」
...その上をまた清潔なる木綿の繃帯にて掩ひ...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...その上に顔中すっかり繃帯(ほうたい)をして眼ばかり出して...
夢野久作 「白髪小僧」
...繃帯で厳重に括(くく)り上げてしまいました...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...新しく繃帯ですぐ手当をしてやりたかった...
横光利一 「旅愁」
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