...白いのも、赤いのも、みんな元気よく、あたたかい日の光を受けると頭をもたげ、雪なんぞ降るといかにもしょげたように、縮みあがる...
石川欣一 「雪割草の花」
...この命令だという一言に縮みあがるのは...
大杉栄 「獄中記」
...焼けば焼くほどチリチリに縮みあがる肉の上に注ぎながら...
高見順 「如何なる星の下に」
...正面からの吹きつけで體が縮みあがるやうに寒い...
長塚節 「才丸行き」
...――しかし旦那様雑談事(じょうだんごと)じゃ御座いませんよ」「え?」と思わず心臓が縮みあがる...
夏目漱石 「琴のそら音」
...縮みあがるような凄味(すごみ)のある声でどなりつけた...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...いったところで幹事や先生の一喝に縮みあがる...
山本笑月 「明治世相百話」
...後で、その口を曲げて、縮みあがるなよ...
吉川英治 「新書太閤記」
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