...紅燈緑酒の間に長夜の飲を恣にしたる平氏政府も...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...其玉杯緑酒と共に重じたる無意味なる礼儀三千を縦横に...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...紅灯緑酒のちまたを遊弋(ゆうよく)した...
江戸川乱歩 「影男」
...緑酒紅灯(りょくしゅこうとう)の間を周旋するに止まる...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...むかしはここで緑酒を汲んだ...
太宰治 「古典竜頭蛇尾」
...緑酒を捧持されて...
太宰治 「HUMAN LOST」
...木枯(こがらし)さけぶ夜(よ)すがら手摺(てず)れし火桶(ひおけ)かこみて影もおぼろなる燈火(とうか)の下(もと)に煮る茶の味(あじわい)は紅楼(こうろう)の緑酒(りょくしゅ)にのみ酔ふものの知らざる所なり...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...緑酒というものにこの腸(はらわた)を腐らせるような遊びが...
中里介山 「大菩薩峠」
...影を追うて往年の紅燈緑酒の夢を見て帰ったという消息をもまことしやかに伝える者もある...
中里介山 「大菩薩峠」
...緑酒と脂粉の席の間からも...
中島敦 「光と風と夢」
...季節をたとへて金樽緑酒とも云へるものならば...
牧野信一 「緑の軍港」
...季節をたとへて金樽緑酒とも云へるものならば...
牧野信一 「緑の軍港」
...緑酒紅燈天晴天下一の色男のような心持になったこともある...
正岡子規 「病牀苦語」
...紅燈(こうとう)緑酒(りょくしゅ)美人の膝を枕にする楽...
正岡子規 「墨汁一滴」
...紅灯緑酒の巷のことは...
吉井勇 「酔狂録」
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