例文・使い方一覧でみる「突き抜ける」の意味
スポンサーリンク...けれども木村はそこを突き抜けるでしょう... 
有島武郎 「或る女」
...どうすればこの二重生活を突き抜ける事ができるのだろう...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...なんとも言われない不快な心持ちが鼻から脳髄へ直接に突き抜けるような気がしていた...
寺田寅彦 「試験管」
...われわれの子供時代に感じさせられたように頭の頂上から足の爪先（つまさき）まで突き抜けるような鋭い神秘の感じはなくなったらしく見える...
寺田寅彦 「化け物の進化」
...コンクリート壁だって相当厚いものを突き抜けるから...
永井隆 「長崎の鐘」
...突き抜けるように間近く響きました...
中里介山 「大菩薩峠」
...すぽりと容易く頭が水面を突き抜けるやうな形に浮き上るといふことも...
中谷宇吉郎 「真夏の日本海」
...是非先へ突き抜ける方が順当だとも考えた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...細い小路（こうじ）を突き抜けると...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...私のようにどこか突き抜けたくっても突き抜ける訳にも行かず...
夏目漱石 「私の個人主義」
...後ろへ突き抜けるほど深く刺してあるんだぜ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...天井を突き抜けるような大欠伸（おおあくび）をしました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...背後へ突き抜けるわけではないか」「フーム」ガラッ八は唸（うな）りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...前から後ろへ突き抜けるほどの傷で――部屋の中には血の気もない短刀が一つ」「フーム...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...昨夜一晩私は壁を突き抜ける方法を考へたのだ...
北條民雄 「柊の垣のうちから」
...死ぬより辛い思いが胸を突き抜ける...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...東海道へ突き抜ける』『ウム...
吉川英治 「夏虫行燈」
...ぶすっと突き抜けると...
吉川英治 「松のや露八」
便利！手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう？？