...総身で力を入れて押す...
...彼女は総身全力で走り抜けた...
...疲れきって総身がだるくなってしまった...
...今日は朝から総身で頑張っている...
...喜びのあまり総身が震えた...
...思わず総身がわななきました...
芥川龍之介 「邪宗門」
...夫人の肩から総身へ浸渡るようであった...
泉鏡花 「婦系図」
...その男のひとの総身の力は既に抜けてしまっていました...
太宰治 「ヴィヨンの妻」
...かれはかの女の前にひれ伏してでもその心を自分のものにしなければならないやうな焦燥を総身に感じた...
田山録弥 「赤い鳥居」
...言いきれない――「アクーリナ」は草の上へうつぶしに倒れて苦しそうに泣きだした……総身をブルブル震わして頂門で高波を打たせた……こらえに堪えた溜め涙の関が一時に切れたので...
イワン・ツルゲーネフ Ivan Turgenev 二葉亭四迷訳 「あいびき」
...彼の総身は盾になり切っている...
夏目漱石 「幻影の盾」
...鼠の毒が総身(そうしん)にまわると大変だ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...総身に水を浴びせられたように...
浜尾四郎 「殺された天一坊」
...けれども彼の総身の努力は...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...やがて驚いて起(た)ちあがって総身(そうみ)をふるわせながら再び鏡をながめると...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...イスズ川の流れに総身をひたしながら...
三好十郎 「猿の図」
...総身がふるえ、舌が硬ばって、すぐにはなにも云えなかった...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...総身に知恵の回らぬらしいももっとも千万...
山本笑月 「明治世相百話」
...口措(くちを)しさ総身にみち/\て暫時(しばし)...
夢野久作 「白くれない」
...総身(そうみ)を汗にぬらして...
吉川英治 「新書太閤記」
...総身の毛を逆立ッて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...総身は血しおである...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...総身(そうみ)の毛を逆立(さかだ)たせながら...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
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