...総身で力を入れて押す...
...彼女は総身全力で走り抜けた...
...疲れきって総身がだるくなってしまった...
...今日は朝から総身で頑張っている...
...喜びのあまり総身が震えた...
...総身に汗の流れるやうな不気味な恐しさを経験した...
芥川龍之介 「枯野抄」
...やがて総身(そうしん)に汗をかいて...
芥川龍之介 「竜」
...そう思い出すとぞくぞくと総身に震えが来て...
有島武郎 「或る女」
...恩を仇の泥棒猟師の女房にコロリと一杯喰ってアベコベにフン縛(じば)られる田舎相撲らしい総身に知恵の廻り兼ぬるドジを時々踏むほかは...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...ギョッとして思わず総身(そうみ)が...
橘外男 「仁王門」
...私は総身(そうしん)へ水をかけられたように寒くなり...
谷崎潤一郎 「少年」
...総身をお召の空色のマントに包み...
谷崎潤一郎 「秘密」
...糸経(いとだて)を被った甲斐もなく総身濡れ浸(ひた)りポケットにも靴にも一ぱい水が溜(たま)った...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...痩せ細った総身の智略を振絞って防備の陣を張らなくてはならない...
永井荷風 「申訳」
...汗を吹いて総身(そうみ)に煮浸(にじ)み出はせぬかと感じた...
夏目漱石 「京に着ける夕」
...総身の血が凍りついた...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...総身に鳥肌を覚えた...
牧野信一 「心象風景」
...何故か総身に不思議と激しい胴震ひが巻き起つて歯の根が合はなくなつた...
牧野信一 「バラルダ物語」
...総身ガタガタふるえはじめる)(遠くで...
三好十郎 「妻恋行」
...大願の一心と不敵な胆で総身を埋めてしまった...
吉川英治 「剣難女難」
...総身(そうみ)を汗にぬらして...
吉川英治 「新書太閤記」
...総身の毛を逆立ッて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...総身(そうみ)の毛を逆立(さかだ)たせながら...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
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