...総身で力を入れて押す...
...彼女は総身全力で走り抜けた...
...疲れきって総身がだるくなってしまった...
...今日は朝から総身で頑張っている...
...喜びのあまり総身が震えた...
...総身に汗の流れるやうな不気味な恐しさを経験した...
芥川龍之介 「枯野抄」
...俺はカインだ!俺はカインだ! と総身に力を入れて...
石川啄木 「病院の窓」
...言いきれない――「アクーリナ」は草の上へうつぶしに倒れて苦しそうに泣きだした……総身をブルブル震わして頂門で高波を打たせた……こらえに堪えた溜め涙の関が一時に切れたので...
イワン・ツルゲーネフ Ivan Turgenev 二葉亭四迷訳 「あいびき」
...おそらく眼の前の光景(ありさま)が彼等の総身を麻痺させてしまったのだろう...
コナン・ドイル 新青年編輯局訳 「臨時急行列車の紛失」
...総身から湧き出る汗...
永井荷風 「買出し」
...ゾッと総身の毛穴がふくれるよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...総身の血が凍りついた...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...今思ひ出しても総身が縮まるのである...
牧野信一 「茜蜻蛉」
...王様と……」と云ふと総身をゾクゾクと震はせた...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...私は総身を震はせて...
牧野信一 「剥製」
...おらあ総身がぞっとなった...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...おせんは総身にとりはだの立つほど慄然(りつぜん)とした...
山本周五郎 「柳橋物語」
...思はず総身水の如くなりて...
夢野久作 「白くれない」
...血にまみれたる初花の総身に幾杯となく浴びするに...
夢野久作 「白くれない」
...急にわくわくと総身がふるえて来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...総身(そうみ)の毛を逆立(さかだ)たせながら...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...がくがく総身をふるわしながら家令の前に立って...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
...総身にべっとり返り血を浴びてな...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??