...総身で力を入れて押す...
...彼女は総身全力で走り抜けた...
...疲れきって総身がだるくなってしまった...
...今日は朝から総身で頑張っている...
...喜びのあまり総身が震えた...
...そう思い出すとぞくぞくと総身に震えが来て...
有島武郎 「或る女」
...じたじたと総身を戦(わなな)かしたが...
泉鏡花 「婦系図」
...総身(そうみ)に冷水を浴びせかけられたような気がして...
梅崎春生 「桜島」
...私は総身(そうしん)へ水をかけられたように寒くなり...
谷崎潤一郎 「少年」
...総身をふるわせながら...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...総身を顫わせはじめた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...言いきれない――「アクーリナ」は草の上へうつぶしに倒れて苦しそうに泣きだした……総身をブルブル震わして頂門で高波を打たせた……こらえに堪えた溜め涙の関が一時に切れたので...
イワン・ツルゲーネフ Ivan Turgenev 二葉亭四迷訳 「あいびき」
...わたしが押(おさ)えても止らぬ武者ぶるいに総身を震(ふる)わせながら入って行くと...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...北海道の気が総身(そうみ)にしみて感ぜられる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...総身(そうみ)に水をかけられるようで...
中里介山 「大菩薩峠」
...悟空は総身(そうみ)の血が凍るような怖ろしさを覚え...
中島敦 「悟浄歎異」
...馬は総身に汗をかいて...
夏目漱石 「幻影の盾」
...彼の総身は盾になり切っている...
夏目漱石 「幻影の盾」
...鼠の毒が総身(そうしん)にまわると大変だ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...総身銅(あかがね)のように鍛えられ...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...なんでもないのよ、こう云おうとして、抱いている良人の手のぬくみを肩に感じたとき、蛇にでも触ったように、総身を震わせ、叫び声をあげて良人の手をすりぬけた...
山本周五郎 「寒橋」
...血にまみれたる初花の総身に幾杯となく浴びするに...
夢野久作 「白くれない」
...総身にべっとり返り血を浴びてな...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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