...そうすれば又新しい星は続々と其処に生まれるのである...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...雲龍寺には続々と人数がくりこんで...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...数学などの大体の基本知識を与える学校も東京に続々と出来て...
太宰治 「惜別」
...群集の中からは我々に笑顔を示しつつ近付いて来るものが続々と現れてきたが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...避難民は続々としておしかけたが...
田中貢太郎 「焦土に残る怪」
...実に驚くべき事実が続々と発見されるのである...
寺田寅彦 「藤の実」
...新しい徴候が続々と芽えつつある現在...
戸坂潤 「読書法」
...そしてそこから「哲学」的文芸評論や「文学」的「哲学」が続々として発生する...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...一流の道場主が続々と名前を書いてくれるから...
中里介山 「大菩薩峠」
...当然の結果として、荷主は、協定を無視して、仕事を、続々と、怠業しない共働組へ持って行く傾向を示した...
火野葦平 「花と龍」
...同じような店が続々と出来た...
古川緑波 「ああ東京は食い倒れ」
...すこしもひるまず続々と出で来るので始末におえなく...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...そこで始めて多数の新種植物へ学名を付け欧文の記載を添え続々とこれを書中に載せ...
牧野富太郎 「植物記」
...何の苦もなく相手を自殺させるなぞいう奇蹟が続々と起って来ることになるのであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...「井伊谷へとあらば、浜松城をお取り囲みの御決意と思われるが、それで違算はあるまいか?」人々が、そう危ぶんだのは、織田の援軍が、もう続々と、浜松へ着いたし、なお後続中のその兵量は、どれほどか分らないものであるという諜報を――その日の朝からチラチラ耳にしていたからだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...後より続々と到着するが――」「薪(まき)と大釜のあらん限り炊(かし)いでおりますれば...
吉川英治 「茶漬三略」
...続々と薯(いも)のころげ出てくる穴へ...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...マニラからの潜入者及びその連累が続々と捕えられ...
和辻哲郎 「鎖国」
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