...そうすれば又新しい星は続々と其処に生まれるのである...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...続々と自動車が乗り入れられ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...東京には地方党員が続々と集結していた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ロシアのテロリストが続々と命を投げ出したあの帝政時代は多分これと同じような条件だったのだと俺に思わせた...
高見順 「いやな感じ」
...それまで去就に迷つて拱手傍観してゐました諸将も続々と北条勢に来り投じ...
太宰治 「右大臣実朝」
...事実上思想的進歩分子は続々として社大党へ入りつつあるように見受けられる...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...右翼作家(?)の間に続々として起きた...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...五反田あたり新開町の花柳界には以前新橋赤坂で流行したようなダンスを見せる芸者が続々として現れるようになったという話をきいた...
永井荷風 「裸体談義」
...いろいろの想像が続々と湧いて来る...
中里介山 「大菩薩峠」
...続々とそのようなものがやってきているのが見えた...
A. ビアス A.Bierce The Creative CAT 訳 「チカモーガ」
...しきりと閉鎖花(へいさか)によっての果実が続々とできるのである...
牧野富太郎 「植物知識」
...しかれども百年後の今日に至りこの語を襲用するもの続々として出でんか...
正岡子規 「俳人蕪村」
...続々と失業させられている労働者の食べられるもの...
宮本百合子 「新しい抵抗について」
...続々と退いてゆく様子である...
吉川英治 「三国志」
...「井伊谷へとあらば、浜松城をお取り囲みの御決意と思われるが、それで違算はあるまいか?」人々が、そう危ぶんだのは、織田の援軍が、もう続々と、浜松へ着いたし、なお後続中のその兵量は、どれほどか分らないものであるという諜報を――その日の朝からチラチラ耳にしていたからだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...次に続々と奥へかくれてゆく...
吉川英治 「新書太閤記」
...手にまかせて 続々と弾(ひ)き説きつくす 心中 無限の事「……そうだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...午刻(ひるどき)の食事がすんで、廊下を、続々と、空の膳部が下がってくる頃、品川まで出迎えに出た老中土屋相模守(さがみのかみ)をはじめ、その以下の諸侯が、駕、馬を、伝奏屋敷の門に埃(ほこり)が立つほど、改めて、御機嫌うかがいに来ては、戻って行った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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