...続々と保吉の心をかすめた追憶の二三を記したものである...
芥川龍之介 「少年」
...一方大町には各方面から関係者が続々と集まって来た...
石川欣一 「山を思う」
...子供は続々とできてくる...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...さぞいいものが続々と書けるだろう...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「今年の抱負」
...避難民は続々としておしかけたが...
田中貢太郎 「焦土に残る怪」
...それを聞きつけて遠くの方からも続々と来て...
田中貢太郎 「不動像の行方」
...村上浪六は「三日月次郎吉」「当世五人男」「岡崎俊平」「井筒女之助」と彼の傑作を続々と発表し...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...天明年代に至るや北尾政美(きたおまさよし)が『江戸名所鑑(えどめいしょかがみ)』(三巻)鳥居清長の『物見(ものみ)ヶ岡(おか)』(二巻)喜多川歌麿の『江戸爵(えどすずめ)』(三巻)北尾重政の『吾妻袂(あずまからげ)』(三巻)の類(るい)続々として出板せられたり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...いろいろの想像が続々と湧いて来る...
中里介山 「大菩薩峠」
...続々と九州へ向かふのであつた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...土用干の池の底から古判の壺が続々と掘り出された...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...じつに続々と面白可笑しく擡頭して来る...
正岡容 「大正東京錦絵」
...冤罪(えんざい)で殺される忠臣が続々という有様だ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...彼の「忠」「義」の旗下には続々と英俊精猛が馳せ参じてきた...
吉川英治 「三国志」
...都から兵糧の運送が続々と下ってくると...
吉川英治 「三国志」
...続々と蜀陣を出ました」等々の情報である...
吉川英治 「三国志」
...が、折ふし続々と、市中の味方でここへ駈けつけて来る者も多く、小勢の織田方にとっては尠なからぬ気勢を添え、そのあいだ信忠も無事に二条城へ移ることができた...
吉川英治 「新書太閤記」
...受洗者は続々と出で...
和辻哲郎 「鎖国」
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