例文・使い方一覧でみる「糠味噌」の意味

...手を突込んだ糠味噌なんざ... 手を突込んだ糠味噌なんざの読み方
泉鏡花「婦系図」

...台所の隅つこにある糠味噌（ぬかみそ）の匂である... 台所の隅つこにある糠味噌の匂であるの読み方
薄田泣菫「茶話」

...糠味噌（ぬかみそ）もよく掻（か）きまわして... 糠味噌もよく掻きまわしての読み方
太宰治「新釈諸国噺」

...ソシテチョウド糠味噌ノ中ヘ突ッ込ンダヨウニ手ガツメタイ... ソシテチョウド糠味噌ノ中ヘ突ッ込ンダヨウニ手ガツメタイの読み方
谷崎潤一郎「瘋癲老人日記」

...生れて初めて糠味噌をこしらへる... 生れて初めて糠味噌をこしらへるの読み方
種田山頭火「旅日記」

...お裁縫だの、洗ひ張りだの、糠味噌の塩加減、野菜の煮方、その他細（こ）ま細（ご）ましたことが彼女の空想を刺戟した...
田畑修一郎「医師高間房一氏」

...身体じゅう糠味噌（ぬかみそ）の臭（にお）いが滲（し）みこんでしまってい... 身体じゅう糠味噌の臭いが滲みこんでしまっていの読み方
アントン・チェーホフ　Anton Chekhov 神西清訳「富籤」

...なお糠を混じて搗（つ）いて糠味噌と名付け... なお糠を混じて搗いて糠味噌と名付けの読み方
内藤鳴雪「鳴雪自叙伝」

...また煙草飲みはこの糠味噌汁を食べぬと脂（やに）が咽に詰るなどといい慣わしていた... また煙草飲みはこの糠味噌汁を食べぬと脂が咽に詰るなどといい慣わしていたの読み方
内藤鳴雪「鳴雪自叙伝」

...糠味噌（ぬかみそ）の瓶（かめ）の中まで見たが無いよ」「六軒長屋の家搜しは？」「手ぬかりなくやつたが... 糠味噌の瓶の中まで見たが無いよ」「六軒長屋の家搜しは？」「手ぬかりなくやつたがの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...神田お玉が池の古金買八郎兵衛の家の糠味噌桶の中から... 神田お玉が池の古金買八郎兵衛の家の糠味噌桶の中からの読み方
浜尾四郎「殺された天一坊」

...先祖傳來の糠味噌樽へ螂蛆（うじ）と一處にかきまぜたる茄子大根の新漬は如何... 先祖傳來の糠味噌樽へ螂蛆と一處にかきまぜたる茄子大根の新漬は如何の読み方
福澤諭吉「肉食之説」

...大嫌いな糠味噌（ぬかみそ）の臭いが鼻を襲って逆吐（むかつ）きそうになった... 大嫌いな糠味噌の臭いが鼻を襲って逆吐きそうになったの読み方
正宗白鳥「入江のほとり」

...それで考へるのは東京でいふ糠味噌... それで考へるのは東京でいふ糠味噌の読み方
柳田國男「食料名彙」

...糠味噌は現在は單に漬物の床であるが... 糠味噌は現在は單に漬物の床であるがの読み方
柳田國男「食料名彙」

...今日のいわゆる糠味噌のことをいうようである... 今日のいわゆる糠味噌のことをいうようであるの読み方
柳田國男「食料名彙」

...糠味噌は現在は単に漬物の床であるが... 糠味噌は現在は単に漬物の床であるがの読み方
柳田國男「食料名彙」

...キャベツの葉っぱを糠味噌に漬けて置くこと... キャベツの葉っぱを糠味噌に漬けて置くことの読み方
山之口貘「ダルマ船日記」

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