...とても毎日の糧(かて)をもとめるにも足りないくらいだった...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...その時代の幼稚な絵を大切にしてくれて箱書をもとめる人の気持ちを有難く受けとらねばなりますまい...
上村松園 「旧作」
...一応その事情について説明をもとめること...
海野十三 「火薬船」
...そこで蜂矢のたすけをもとめる...
海野十三 「金属人間」
...わたしは神のしろい手をもとめるのだ...
大手拓次 「藍色の蟇」
...なにかの陳述をもとめることもできない...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...彼はカイツブリの神に救いをもとめるように...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...うしなひしもの夏の祭(まつり)のゆふべよりうしなひしものもとめるとて紅提燈(べにちやうちん)に灯(ひ)をつけてきみはなくなくさまよひぬ...
竹久夢二 「どんたく」
...オステルガアドのケエレルで波斯青(ペルシャン・ブルウ)の一器をもとめる...
谷譲次 「踊る地平線」
...三吉に同意をもとめるためにふりかえる...
徳永直 「白い道」
...獣の仔の乳をもとめる声のやうにきこえる...
中勘助 「銀の匙」
...今夜そこに宿をもとめる雀(すずめ)達が...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...あへぎ苦しむひとが水をもとめるやうに...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...いくらかの同意をもとめるふうでお店の所はもうお話してもいいわねといひ...
室生犀星 「巷の子」
...それが当然母のいない持彦のもとめるものであることも...
室生犀星 「花桐」
...我々は我々がもとめるその真の本質を検査すべきか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...無名の民衆のなかにこそもとめるべきものではないだらうか...
吉川英治 「折々の記」
...それはほとんど雲にかくれた時鳥(ほととぎす)をもとめるようなものだった...
吉川英治 「神州天馬侠」
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