...その返礼として鼠鬚筆(そしゅひつ)数本と、銅緑の筆架と、好物の茶と、恵山泉の名水幾瓶とを歐陽修から贈って来たものだ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...筆を筆架に置いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...筆架(ひつか)をこしらえた事がある...
夏目漱石 「草枕」
...その日は木瓜(ぼけ)の筆架(ひつか)ばかり気にして寝た...
夏目漱石 「草枕」
...筆架石などという名前があるが凝れば自らそう名づけて見たいであろう...
室生犀星 「庭をつくる人」
...悪い虫がついておる」「……悪い虫が?」筆架(ひっか)へ筆を置いて...
吉川英治 「江戸三国志」
...筆架(ひっか)へあらく筆を擱(お)いた...
吉川英治 「夕顔の門」
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