...またこの箪笥の引出しに隠れたなりで...
有島武郎 「僕の帽子のお話」
...また細工のこまかい漆塗りの箪笥(たんす)もあった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...箪笥(たんす)の引出が一つ開いて男の着物がひっぱりだされている...
海野十三 「蠅男」
...飾り箪笥(だんす)...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...松川さんのお金で箪笥と鏡だけ買いたいと思いますから...
徳田秋声 「仮装人物」
...庸三の裏の家に片着けてあった彼女の荷物――二人で一緒に池の畔(はた)で買って来たあの箪笥(たんす)と鏡台...
徳田秋声 「仮装人物」
...都では晴(はれ)の春着も夙(とう)に箪笥の中に入って...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...「切通の箪笥屋」の前を通ると...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...箪笥(たんす)が二つと姿見が一つ...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...その御用箪笥の中をお改めの上...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...壁際に幾つかの百味箪笥(ひやくみだんす)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ゆき子は箪笥から...
林芙美子 「浮雲」
...今でも私の処に疵(きず)の付(つい)た箪笥(たんす)がある...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...勉助などは二つの箪笥に一杯も蔵して居りながら...
牧野信一 「茜蜻蛉」
...幸増君腹笥...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...大工町、檜物(ひもの)町、金屋(かなや)町、鍛冶(かじ)町、鋳物師(いもじ)町、銅町、呉服(ごふく)町、紙屋町、箪笥町、紺屋(こうや)町等々工藝の町々が歴史を負って至る所に残る...
柳宗悦 「地方の民藝」
...茶道具を入れる茶箪笥...
山本周五郎 「さぶ」
...帳場箪笥(ちょうばだんす)によりかかって居眠りしていた...
吉川英治 「死んだ千鳥」
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