...箪笥(たんす)の抽斗(ひきだし)を...
橘外男 「仁王門」
...ちょうど箪笥(たんす)の上に置いた古い枕時計が五分遅れの十一時五十分を指していた...
田中貢太郎 「死体の匂い」
...……洋服箪笥(ようふくだんす)のそばにあるわ...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...箪笥(たんす)の上や押入(おしいれ)の中を彼方此方(あつちこつち)と覗(のぞ)いて見たが...
永井荷風 「すみだ川」
...自分で箪笥(たんす)の抽出(ひきだし)を掻(か)き回して...
夏目漱石 「それから」
...たった一つの用箪笥の中にあるに相違ないと申上げたのはそのためでございます」「何のために...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...財布や箪笥へは入らない――さすがに兄哥(あにき)はうまいところに氣が付いたね...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それを支配人に氣取られないやうにいろんな物を隱して用箪笥の鍵を守り通したのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自分で洋服箪笥をあけ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...ぼんやり箪笥にもたれている吉里に対(むか)い...
広津柳浪 「今戸心中」
...箪笥が四棹(よさお)行(い)くンですって...
二葉亭四迷 「平凡」
...一隅にある箪笥(たんす)の引出しはあけてあって...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...箪笥(たんす)と衣桁(いこう)とがおいてあり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...なかなか一通りなものでしょう? そこへ私は茶箪笥をおき...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それを用箪笥(ようだんす)の上に運んだ...
森鴎外 「あそび」
...検篋笥...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...箪笥(たんす)町の裏店(うらだな)ですが...
山本周五郎 「花も刀も」
...鏡台のついた箪笥へしまってくれた...
渡辺温 「ああ華族様だよ と私は嘘を吐くのであった」
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