...古い箪笥一つとこざ/\した切れを入れた行李三つと臺どころのがらくた道具との外は...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...洋服箪笥からニッカーと鳥打帽子とを取り出して...
海野十三 「赤外線男」
...箪笥(たんす)から鏡台まで...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...胡蓙はすぐ傍の箪笥(たんす)の横手に巻いて立てかけてあった...
田中貢太郎 「春心」
...柳行李(やなぎごうり)と用箪笥(ようだんす)の隙間の暗い穴ぼこになつた所に...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...日本箪笥のなかに見つけた...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「グローリア・スコット号」
...最近ではとんと顧ず壊れ箪笥の曳出(ひきだし)にでも蔵(しま)い込んで...
西尾正 「陳情書」
...改めて御用箪笥から拔いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...古いが細工の良い用箪笥を開けて見ましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...納戸の用箪笥の中に入れてあったものと解っただけの事でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――内儀の床は箪笥の前から三尺も離れて居ない」「へエ?」「その箪笥の下の引出しを五六寸拔き出して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その下には箪笥(たんす)の一ツも欲しいところだ...
林芙美子 「清貧の書」
...その各々は衣類箪笥だの...
葉山嘉樹 「万福追想」
...もう洋服箪笥(だんす)のところまで押しもどされていたKは...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...衣裝箪笥や、化粧臺や、椅子は、ずゝ黒く磨き上げた古いマホガニだつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...箪笥の底に納いこんであった双子の袷も質流れを格安に手にいれたもので...
矢田津世子 「神楽坂」
...金紋の箪笥(たんす)...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分の箪笥(たんす)から...
吉川英治 「松のや露八」
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