...稽古中、股に掛けた剣道の竹刀を相手に向かって突きます...
...竹刀を使って空を切る瞬間が美しく、詩的とも言われる...
...竹刀を向かい合った相手同士で互いに打ち合う剣道試合は、迫力がある...
...竹刀で葦刈りをするのが好きです...
...「三藏炭取を持つて來い」といふ聲にも「やつ」と竹刀を握つて立合つた時の氣魄が籠つてゐるので...
高濱虚子 「俳諧師」
...敵の竹刀(しない)を交(か)わすだけの稽古(けいこ)試合だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...面小手腹当竹刀の外に大きな薪を一本ぶら提げ...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...得たりと一方が竹刀を頭にのせて勝負です...
中里介山 「大菩薩峠」
...ウナリを生ずるほどの竹刀に押しかぶせて少年の面上へ打ち下ろす...
中里介山 「大菩薩峠」
...突いた兵馬の竹刀を左に払って面! 兵馬の竹刀それよりも速きか遅きか突き! これは前のよりも一層深かった...
中里介山 「大菩薩峠」
...仏頂寺弥助と竹刀(しない)の立合...
中里介山 「大菩薩峠」
...あるいは、こうして悪く落付いたり、勿体をつけたりするだけに自信があるのかも知れないと、兵馬は多少心中たのもしがっているところへ、おやじは、「で、お前さん、わしはこうして仕事をしているから、遠慮なく打ち込んでおいでなさい、竹刀でも、木刀でも、真剣でもかまいませんから……」けれども兵馬は、この老人に打ってかかろうとも、斬ってかかろうともしませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...「お籠手(こて)一本!」と叫んで竹刀を引く...
中里介山 「大菩薩峠」
...集まっているすべての竹刀を休ませて...
中里介山 「大菩薩峠」
...竹刀(しない)の声に換ゆるに読書の声を以てした道場の賑わいも...
中里介山 「大菩薩峠」
...行司はつと立つて竹刀の中へ割込んだが「この勝負は行司預りおきますと引き分けてしまつた...
長塚節 「撃劍興行」
...毛だらけな足や竹刀(しない)だこの手は紛れもなく小田巻直次郎の無残な姿ですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...劇しく撃ちあう竹刀の音がしていた...
久生十蘭 「金狼」
...右手に竹刀を握りしめたまま...
三好十郎 「その人を知らず」
...竹刀の腹に、水引がかけてある...
吉川英治 「松のや露八」
...水引のかかっている竹刀と一緒にお辞儀をした...
吉川英治 「松のや露八」
...竹刀でぽかぽか撲(なぐ)られた上...
吉川英治 「松のや露八」
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