...窮極に思案する。...
...窮極に至る苦労をする...
...窮極の状況に追い詰められる...
...窮極の美を追求する...
...窮極の戦いをする...
...感能の窮極的意義を探り當てよ...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...ある窮極点に立てば...
太宰治 「女の決闘」
...分つべからざる単一者として(時には又モナドとして)窮極的に現われる...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...単なる限界概念ではなくして窮極的なそれであり...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...――之に反して空間自体の有つ物質性(Da- 性格)は、あくまで明瞭に、窮極的に、意識されなければならない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...人間の在りかたとして窮極的に考えるのだ...
豊島与志雄 「私の信条」
...更に進んで窮極する所...
西田幾多郎 「世界新秩序の原理」
...けれども、窮極に於て、自分は自分の道を踏まなければなりません...
宮本百合子 「偶感一語」
...レンブラントの描く人間はいつも窮極においてのっぴきならぬ情熱のどんづまりにおいて描かれている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...美というような窮極価値や固有価値ではなくして...
矢部貞治 「政治学入門」
...しかし真理と価値が窮極(きゅうきょく)において絶対だと信じ...
矢部貞治 「政治学入門」
...然れども当座の参考のためにこれを要約して説明すれば、元来性慾もしくは恋愛なるものは、自己以外の異性に恋着する心理を指すものなれども、これをその本源に溯(さかのぼ)りて考察する時は、如何に没我的なる恋愛、もしくは性慾の発露なりと雖(いえど)も、畢竟(ひっきょう)するところ、自己の生ける霊肉の要求を愛惜し尊重する本能的主義的、もしくは利己的心理の表現に外ならず、故に、その性慾もしくは恋愛が、体質、性格及び境遇等に影響されて常住不断に飽く能(あた)わず……又は飽く方法を知らず……又は飽く事を知らざる(これと正反対なる性慾耄衰(ぼうすい)の場合にも略(ほぼ)同一の結果に達すれどもここには省略す)場合は、その欲求が極度に高潮尖鋭化し、深刻痛烈化し来る結果、遂(つい)に尋常の手段にては満足を得る能(あた)わず、窮極するところ遂(つい)に変態性慾の境界に脱線し去りて尚(なお)飽き足らず、更に窮極の極、その心理の本源に逆転し来りて、自己を恋着、愛惜する心理に陥り来るべきは必然の帰結なり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...今一度裁判を開いて窮極の断案を下す事に相成りました...
夢野久作 「霊感!」
...私は自分の作品が自分の窮極をめざして作っていると思ったことは...
横光利一 「作家の生活」
...窮極は天皇の御採否一つにかかる...
吉川英治 「私本太平記」
...穀物の市場価格が窮極的に支配される所のその他の自然価格を騰貴せしむべきものは何も起らないと仮定して来た...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...ある二貨物の相対価値の真実かつ窮極的規制はその生産費であり...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...労働はあらゆる物に対して支払われる窮極的価格であることを...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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