...窮極に思案する。...
...窮極に至る苦労をする...
...窮極の状況に追い詰められる...
...窮極の美を追求する...
...窮極の戦いをする...
...窮極の問題は、私がいま、なんの生き甲斐(がい)も感じていないという事に在ったのでした...
太宰治 「風の便り」
...君の作品は、十九世紀の完成を小さく模倣しているだけだ、といってしまうと、実(み)も蓋(ふた)も無くなりますが、君の作品のお手本が、十九世紀のロシヤの作家あるいはフランスの象徴派の詩人の作品の中に、たやすく発見出来るので、窮極に於いて、たより無い気がするのです...
太宰治 「風の便り」
...元素の人工転換・の実験が莫大な工業用エネルギーの獲得を窮極目的とするかも知れないなどと云うのではなく...
戸坂潤 「技術と科学との概念」
...窮極の意味に於ては近代産業技術の高度の発達に遠由しているわけである...
戸坂潤 「最近日本の科学論」
...窮極というものは無いので...
中谷宇吉郎 「雪三題」
...窮極して芥川君は敵の北極圈に立つことになる...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...窮極は社会関係の最も綜合的な表現である恋愛や結婚の問題が...
宮本百合子 「新しい一夫一婦」
...いろいろの面とのひっかかりで、文学の文学としての自然な自主性が云われているけれども、作家として問題にすれば、窮極のところ、そこが要のようなところがあるのにね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...何をなお世に行えと命じ給うものか」窮極(きゅうきょく)して...
吉川英治 「黒田如水」
...こういう窮極の壁を突破することによって...
吉川英治 「三国志」
...窮極は天皇の御採否一つにかかる...
吉川英治 「私本太平記」
...弦之丞の運命が窮極にまで行ったと見えたことが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...理の窮極においては...
吉川英治 「宮本武蔵」
...租税を窮極的に負担する者の享楽を奪わぬという場合はなく...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...すべての租税は窮極的に消費者の負担する所となると主張する人々の...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...穀物の価格は窮極的に労賃を左右するから...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...窮極的にかつ永久的に...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...ここに我々は先秦の文化や漢文化が一つの文化の異なった時代と考えられる窮極の根拠を見いだし得ると思う...
和辻哲郎 「孔子」
便利!手書き漢字入力検索