...幾んど下宿屋毎に『有空房』の三字の貼り札あり...
大町桂月 「飛鳥山遠足」
...路づれの桃葉、これを見て、『普通の明間ならよけれど、空房では、空閨が聯想せらる』といふのに、はじめて氣が付き、下宿人は支那人なるべしとて、名札を見るに、すべて支那人也...
大町桂月 「飛鳥山遠足」
...空房の漢語も讀めたれば...
大町桂月 「飛鳥山遠足」
...なるほど大勢の空房を守る女の中に...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...「体を緩うして空房に処り」「志を委して虚無に帰し...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...この空房は、後世に到って、道教の道室となったものである...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...理想的な空房である...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...この空房に座して...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...さて体を緩うして空房に座し...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...全く空房に等しい静けさであつたが...
牧野信一 「風流旅行」
便利!手書き漢字入力検索