...それは神が己を取り去り給わんことを願ったのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...頑固(ぐわんこ)な街道端(かいだうばた)の料理屋(れうりや)なんどの主人(しゆじん)のやうで...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...………明後日の朝早うに立っても間に合わんことないねんで」幸子は雪子が...
谷崎潤一郎 「細雪」
...天主の御哀憐によりて安らかに憩わんことを アーメン...
永井隆 「長崎の鐘」
...道心があって慈尊に会わんことを願うのは...
中里介山 「法然行伝」
...へエ」周吉は頑固(ぐわんこ)らしく口を入れます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この貝輪(かひわ)がそのまゝ腕骨(わんこつ)にはまつてゐるのをたび/\發見(はつけん)されました...
濱田青陵 「博物館」
...今(いま)も私(わたし)は折(をり)ふし小川町(をがはまち)の勸工塲(くわんこうば)見物(み)に行(ゆき)まする度々(たび/\)...
樋口一葉 「十三夜」
...だから今は私は護謨毬(ゴムまり)のやうに堅く頑固(ぐわんこ)になつてる積りですよ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...あなたみたいな頑固(ぐわんこ)な人だつて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...英国の社会的並びに政治的の改革を行わんことを...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それは曾(かつ)て唯(たゞ)の一度だつて其(そ)の頑固(ぐわんこ)な性情の抑制に成功したためしがなかつたからである...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...顏も顴骨(くわんこつ)が稍出張つてゐるのが疵であるが...
森鴎外 「ぢいさんばあさん」
...齊(せい)の桓公(くわんこう)以(もつ)て霸(は)たり...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...まあ五十日は足を使わんことだな」そして...
山本周五郎 「さぶ」
...云わんこっちゃないわい...
夢野久作 「名娼満月」
...歓呼(くわんこ)して一行の無事(ぶじ)を祝(しゆく)す...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
...「万民の志を遂げしむる」ことによって自己の利益または特権を失わんことを恐るる心である...
和辻哲郎 「蝸牛の角」
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