...耳の底がかーんとするほど空恐ろしい寂莫(せきばく)の中に...
有島武郎 「或る女」
...空恐ろしい直覚で...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...空恐ろしいようなおもいからはのがれられない...
高見順 「いやな感じ」
...大声を上げることさえ何か空恐ろしいような気がして...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...空恐ろしいような...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「富籤」
...空恐ろしいやうな気もした...
徳田秋聲 「二つの失敗」
...おたがいにまことに空恐ろしいほど...
中井正一 「美学入門」
...何か空恐ろしいような感じがしないでもない...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...考えてみれば空恐ろしいことである...
中谷宇吉郎 「雪三題」
...我乍ら空恐ろしい...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...その結果こそ思いやるだに空恐ろしい極みである...
久生十蘭 「魔都」
...奴がいるのがあの小部屋だと思うと空恐ろしい...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...何となく空恐ろしい気持ちがして躊躇されたので御座いました...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...アンナ空恐ろしい思いをさせられないまま...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...今までよりも一層気が引けるような……馬鹿にされたような……空恐ろしいような……何ともいえない気持ちになって...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...空恐ろしい気持ちも致しましたので...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...「――なにが空恐ろしいのだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...婆のあとの祟(たた)りも空恐ろしい...
吉川英治 「新・水滸伝」
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