...一声(ひとこゑ)の江(え)に横たふや時鳥(ほととぎす)立石寺(りつしやくじ)(前書略)閑(しづか)さや岩にしみ入る蝉の声鳳来寺に参籠して木枯(こがらし)に岩吹とがる杉間(すぎま)かな是等の動詞の用法は海彼岸の文学の字眼(じがん)から学んだのではないであらうか? 字眼とは一字の工(こう)の為に一句を穎異(えいい)ならしめるものである...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...「資性(しせい)穎悟(えいご)と兄弟(けいてい)に友(ゆう)にですね...
芥川龍之介 「文章」
...「春琴幼にして穎悟(えいご)...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...隴(ろう)西の李徴は博學才穎(さいえい)...
中島敦 「山月記」
...それにしてもわが社の編集長幸田節三というのはなかなかの穎才(えいさい)に違いない...
久生十蘭 「魔都」
...真名古の過失はこの比類ない穎才を...
久生十蘭 「魔都」
...幼時から穎悟(えいご)絶倫...
穂積陳重 「法窓夜話」
...この苞穎は大抵その外は小にして...
牧野富太郎 「植物記」
...「イ」は花穎にして「ロ」は※穎なり...
牧野富太郎 「植物記」
...花穎は孰(いず)れの種類のものに在ても縦脈ありてその数は竹の種類の異なるに従い一定ならず...
牧野富太郎 「植物記」
...花中の底には上の花穎と※穎とに次で小鱗片あり...
牧野富太郎 「植物記」
...今その花穎を廓大して示せば第十四図中「イ」の如し...
牧野富太郎 「植物記」
...すなわち穎※が口を開いている時に糸の様な花糸によってその末端の葯を花外に垂れブラブラとさしている...
牧野富太郎 「植物記」
...貴人は直覚でものを見ることが穎敏(えいびん)であるから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...黐木坂下(もちのきざかした)に鍋島穎之助(えいのすけ)という五千石の寄合(よりあい)が住んでいたから...
森鴎外 「渋江抽斎」
...私は日本における在銘陶としては(奥田(おくだ))穎川(えいせん)の作を最も尊ぶ...
柳宗悦 「工藝の道」
...また穎(えい)すなわち穂首を揃えて...
柳田国男 「海上の道」
...穎(えい)すなわち稲の穂の運搬と貯蔵とが...
柳田国男 「木綿以前の事」
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