...私達はその有様に遠慮して次の車へ移ることにした...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...湯島村の経済に話は移る...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...――――――――第五章 酒店場面はパリーの貧民窟サン・タントワヌに移る...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...之に反して逆に現在に於ける分類から歴史的分類に移ることは可能である...
戸坂潤 「科学方法論」
...「貴顕の愛顧を求むるになれ枝より枝へと飛び移る小鳥のごとくに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...駒井の殿様のお船の方へみんなして移るのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかし世の移るにつれて...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...急に乙に移るべく余儀なくされた様であった...
夏目漱石 「それから」
...話が狂奔して別事に移るから...
二葉亭四迷 「露都雑記」
...林町の家は改築するのでいずれ私はどこかへ移る必要がある...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...夏の終りから秋の初めに移る季節のいみじい感情が...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...遊戯中心の移るにつれて...
柳田国男 「こども風土記」
...二六)在浦安町(柳の家に移る)今日...
山本周五郎 「青べか日記」
...瓢兮(や)瓢兮吾れ汝を愛す汝能(よ)く酒を愛して天に愧(は)ぢず消息盈虚(えいきょ)時と与(とも)に移る酒ある時跪座(きざ)し酒なき時顛(ころ)ぶ汝の跪座する時吾れ未だ酔はず汝まさに顛ばんとする時吾れ眠らんと欲す 一酔一眠吾が事足る世上の窮通何処(いづく)の辺「世上の窮通何処の辺」そっと口のなかで返唱したかれは...
山本周五郎 「新潮記」
...……それから次にその二年前のこと……すなわち大正十三年の三月二十六日に起った直方(のうがた)事件に移ると...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...次の行動に移るに当って...
吉川英治 「上杉謙信」
...――すでに北陸から移るやいな...
吉川英治 「新書太閤記」
...分ればすぐに知らせて来よう』『移る時には...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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