...その熱機関では熱が高温の物体から低温の物体に移ることによって仕事が成される...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...新しい火の※(ぱっ)と移る...
泉鏡花 「印度更紗」
...小だはりのない世間ばなしに移る...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...これから暗殺の場面へ移るのだが...
谷譲次 「踊る地平線」
...到底社会主義に一足飛びに移ることが出来ないが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...大塚へ移るのもそう遠くはなかろう...
外村繁 「澪標」
...母屋(おもや)へ移る前に...
中里介山 「大菩薩峠」
...乙を意識してから甲に移る...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...が大公の愛が音楽から婦人に移るのを見...
野村胡堂 「楽聖物語」
...サト子と向きあう椅子に移ると...
久生十蘭 「あなたも私も」
...外見は悠然と立ち上ると署長に導びかれてシオシオと自動車に乗り移る...
久生十蘭 「魔都」
...KOMOIDASそして KOMOIDAS の語源に関しての此の文章の末尾に移る...
牧野信一 「喜劇考」
...植物を病養の慰めとして一日も早く恢復されんことを祈ります」ここでお話を終り先生を囲んで質問に移る...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...夏の終りから秋の初めに移る季節のいみじい感情が...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...まず実行に移る前に理論を究めなければなるまい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...また物恨むしつこさの黒味に移るいく盛り...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...駒の背へ飛び移るまに...
吉川英治 「三国志」
...時の移るのも忘れている...
吉川英治 「茶漬三略」
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