...乗り移るや否(いな)...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...ここで第二の意見の検討に移る...
伊丹万作 「映画と民族性」
...一 極端より極端に移る対支政策我輩の東方平和論は...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...右へ移ると薪炭(しんたん)問屋の丁子屋(ちょうじや)...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...来客は二百人余り……宴が終って舞踏会に移る...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...このあくびというのがやはり緊張から弛緩(しかん)へ移るときに起こる生理的現象であって...
寺田寅彦 「自由画稿」
...三吾々はブルジョア社会学――乃至心理学――で云う所謂「社会心理学」の問題へ移る...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...併し歴史的分類から現在に於ける分類へ移ることは少くともヴィーコの立場に於ては――そして次に述べるであろうヴィーコの流れに入る人々の立場に立っては――不可能であることを今述べた...
戸坂潤 「科学方法論」
...「学問の分類」から「科学論」へ移る場合に来た...
戸坂潤 「科学方法論」
...事実五色ガ原から薬師へ移る稜線で...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...自然に乗り移るのだよ...
夏目漱石 「虞美人草」
...死は人間的主體が存在を續けつつ一つの有り方より他の有り方へ移る轉向點ではなく...
波多野精一 「時と永遠」
...亭主の部屋へ移るようにみんなにせき立てられたが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...ニヴィイユ元帥は全軍を躍らせて総攻撃に移る...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...軍港街に移ると間もなく「鈴谷」進水式拝観の光栄に浴し...
牧野信一 「緑の軍港」
...中心はたちまち江戸に移る...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...帰国と同時にすぐ移るべき予定を...
吉川英治 「新書太閤記」
...金堂を出て綱封蔵(こうふうぞう)に移ると...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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