...その一つにはサックと称するキャンヴァス製のコットがはめこみになっていた...
石川欣一 「比島投降記」
...通称“神戸の小母さん”という女顔役の世話にもなった...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...各都府においてみずから誇称して紳商と称し...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...コスモスの花が東京の都人に称美され初めたのはいつ頃よりの事か...
永井荷風 「葛飾土産」
...ゆえに睡眠中に起こったことを夢と称している...
新渡戸稲造 「自警録」
...私に朝飯を取ってきてやるからと称して金を求めました...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...対称として一方の側にも当然あるべき窓が尽(ことごと)くふさがれてしまって...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...両方の意味にとれる名称――この名称は...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...またミルガイともミロクガイとも称えられ...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...そこにいわゆる(よく)と称する緑色の幼芽があります...
牧野富太郎 「植物記」
...華厳経と法華経は古来仏教の二大聖典として、併称された...
槇村浩 「華厳経と法華経」
...呪文のようなものを称(とな)えはじめた...
室生犀星 「花桐」
...道陸(どうりく)は剃髪(ていはつ)してからの称である...
森鴎外 「渋江抽斎」
...陰部をクボとも称したことは明白で...
柳田國男 「地名の研究」
...……権現下というのは城下町を東にぬけた丘添いの一画の俗称である...
山本周五郎 「落ち梅記」
...賢弟などとなれなれしく称(よ)んだが...
吉川英治 「三国志」
...ご朱印船(しゅいんぶね)と公称して...
吉川英治 「私本太平記」
...今孔明(いまこうめい)の称ある智多星(ちたせい)呉用先生でも...
吉川英治 「新・水滸伝」
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