...ペンキと電灯とをもって広告と称する下等なる装飾を試みることでもない...
芥川龍之介 「松江印象記」
...しかるにこのデンマーク本国がけっして富饒の地と称すべきではないのであります...
内村鑑三 「デンマルク国の話」
...数に一二三四五とおのおの名称を付け...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...敵国と戦う際には挙国一致と称して...
丘浅次郎 「人類の生存競争」
...だがしかしこれが一旦「愛情」とか「現実」とか「伝統」とかという名称を帯びて現われると...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...次のような意味深い名称をその各区隊につけていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...浜町二丁目十三番地俚俗不動新道(ふどうじんみち)といふあたりに置屋(おきや)と称(とな)へて私娼を蓄(たくわう)る家十四...
永井荷風 「桑中喜語」
...役者の舞台でトチッたのも亦称揚すべし...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...概して屈葬と称して首から脚へかけ縄を以て強く縛るのが習俗となっていた...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...妻のお夏の末期に称えた切支丹の祈りの歌だったということです...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...通称ロング・ベンだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...今日の植物学界ではその中の五葉のものを単にあけびと称え...
牧野富太郎 「アケビ」
...坊主が自分の好く物を鱈腹(たらふく)頬張って得脱させやったと称えた例は...
南方熊楠 「十二支考」
...山の神の木算(きかぞ)えと称して...
柳田國男 「地名の研究」
...平素には家号のみを用いて姓氏を称えなかったのであります...
柳田國男 「名字の話」
...槍では高橋と並び称されて...
吉川英治 「剣の四君子」
...並べておいてすぐ首を刎ねましょうか」諸将が称(とな)えいうと...
吉川英治 「三国志」
...人呼んで彼を“笹(ささ)の才蔵(さいぞう)”とも称している一風変った男なのである...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??