...天才が持つと称せられるあの青色をさえ帯びた乳白色の皮膚...
有島武郎 「或る女」
...教正中に二人の大教正の名称を有する者あり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...翌日から警部は病気と称して引籠(ひきこも)ってしまったのです...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...閣下という尊称を附して報告いたしました...
太宰治 「愛と美について」
...自称又他称の自由主義的勢力なるものが社会には存在している...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...自分の手柄を称めぬので...
直木三十五 「南国太平記」
...この刑を受けた者を閹人(えんじん)と称し...
中島敦 「李陵」
...夫の悪疾を看護して何十年一日の如し云々とて称賛したるもの多し...
福沢諭吉 「女大学評論」
...デラモリ伯爵夫人と自称ガスタング大将です...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...真劇と称する舞台を創り...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...「英文学士」の称号を取り上げられてしまふかも知れない...
牧野信一 「鏡地獄」
...自分の父のことをそんな風に称んでセヽラ笑つた...
牧野信一 「鏡地獄」
...未だこの他に「円破党」と称せらるゝ一派もあつた...
牧野信一 「貧しき日録」
...Filament すなわち雄蘂の茎を花糸というのもまた圭介氏創設の文字で榕菴氏はこれを※と称している...
牧野富太郎 「植物記」
...論理的には判断と称せられる表象の結合にのみ関わっている...
三木清 「哲学入門」
...けれど尊氏はそんな実のない敬称によろこんでもいず...
吉川英治 「私本太平記」
...そう秀歌と称(たた)えるほどの作もなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...「義士」と云う名称が民衆のことばの中に新しく出来ていて...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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