...例えば高麗焼(こうらいやき)と称する陶器の如き...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...――悲壮なる犠牲と称して...
田山花袋 「蒲団」
...このあたり今は金富町(かなとみちょう)と称(とな)ふれど...
永井荷風 「礫川※[#「彳+淌のつくり」、第3水準1-84-33]※[#「彳+羊」、第3水準1-84-32]記」
...自ら八面大王と称し...
中里介山 「大菩薩峠」
...自ら称して新撰隊...
中里介山 「大菩薩峠」
...坊主とか自称するものはいつ見ても頭を青くしている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ただ上人(しょうにん)が在世の時自ら愚禿(ぐとく)と称しこの二字に重きを置かれたという話から...
西田幾多郎 「愚禿親鸞」
...思わず念仏を称(とな)えると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...(原註)昔イラン国で、Hashish(ハシシ)の製品を用い、旅人を眠らせて豪華な宮殿に伴い、極楽と称し、一夜の歓楽を尽させて布教した例があった...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この坂は俗に貧乏坂と称ばれて近在の人々にこの上もなく忌み嫌(きら)われている...
牧野信一 「ゼーロン」
...何五郎の称を省いて五郎となすことはなささうである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...農兵と称して新たに村落の内から下級の卒を抱えた処があった...
柳田国男 「家の話」
...露西亜の名を呼ぶ慣習英仏などで家名ばかりを単称するのを尊敬の意とするに反して...
柳田國男 「名字の話」
...俗に三角とも称する頭を包む帛は...
柳田国男 「雪国の春」
...南城外の牛車の群南の市街札薩克は王公と称せられるけれども...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...土称(どしょう)林崎という部落にあった...
吉川英治 「剣の四君子」
...――と称する高士風のお人が今...
吉川英治 「三国志」
...藤原の姓を称(とな)えている者は...
吉川英治 「平の将門」
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