...これを天狗部屋と称していた...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...渠(かれ)らの称讃は皆見当違いあるいは枝葉末梢(まっしょう)であって...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...自称フランス氏から電話がかかってきた...
海野十三 「火薬船」
...虹の七色の名称などはすなわちその適例で...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...祭祀に関する神話其他之に属するものを称して...
高木敏雄 「比較神話学」
...称呼をヒラガタケといって鶴ヶ岳と別物であること...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...旦那さま……お難有(ありがと)うござります……」乞食は『旦那さま』という敬称を聞くと...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「幻想」
...アラビアのムタカリムン(Mutakallimn)と称する一派の学者は時を連続的と考えないで...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...その外銀主と称える平田...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...くだんの村長の義妹(いもうと)だと称する女が口を出した...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...また土佐の西の岬と称する足摺岬(蹉(さだ)の岬)へも行った...
牧野富太郎 「若き日の思い出」
...斯くの如くにして谷風以後に谷風なしと称さるゝに至つた...
三木貞一 「初代谷風梶之助」
...百日紅葩能得称...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...行状を参照すれば、「二弟曰汝、(中略)曰晋葆、(中略)無後、汝亦夭、有子曰万年、(中略)亦夭、有子曰惟繩、称三郎、於先生為姪孫、今嗣菅氏、(中略)又延志摩人北条譲、為廉塾都講、以妹女井上氏妻焉」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...もし媼(おうな)をも美人と称することが出来るなら...
森鴎外 「細木香以」
...その名称や方向に特別の興味を引かれるようになった一つの原因のように思われる...
柳田国男 「故郷七十年」
...とても近世人の思い付くべき名称でない...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...その民族性に依って荘厳された文化を人類文化と称える...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
便利!手書き漢字入力検索