...これはどうあっても福の神が舞い込んだといわなければならぬ...
魯迅 井上紅梅訳 「「吶喊」原序」
...手前は福の神だよ...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...三人を福の神扱いにした歓待ぶり...
江見水蔭 「備前天一坊」
...徳兵衛ほどの善人がいつまでも福の神に見舞われぬとは...
太宰治 「新釈諸国噺」
...のんきに福の神の御入来を待つがよい...
太宰治 「新釈諸国噺」
...福の神に見はなされたのだ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...毛唐の爺さんと福の神とを間違えてさ!……またいつもの...
豊島与志雄 「神棚」
...しかし、この福の神様は、俵もたくわえていないし、金銭も持ってはいないし、そば粉か何かを、毎日少しずつ食べているだけだそうです...
中里介山 「大菩薩峠」
...天下の福の神に見込まれた...
中里介山 「大菩薩峠」
...福の神のように人気と尊敬を集めてしまいました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まだ福の神がついていない証拠だと思って...
羽仁もと子 「女中訓」
...幸福の神様は確かにひまにちがいありません...
羽仁もと子 「女中訓」
...福の神は、渋面つくっていると、とかく、向うを向くと、言うによってな――」「いやいや、わしは、そんな心の閑(ひま)はない――場所柄も何も、言っていられぬ破目なのじゃ」と、長崎屋は、あたかも嘲りでも浴びせられたかのように、却って、ますますいきり立ったが、ふと、心を持ち変えたように、急に、両手を膝に置いて、「これは、広海屋さん、わしが、すこし、からんだ物の言い方を、しすぎたかも知れませぬ――そなたに、折り入っての頼みがありますので、それを、肯(き)いていただきたいのでございますが――」「え? 頼み? 何なりと――身に叶うことなら」何でもなげに広海屋は答える...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...いかなるわけにてか唯一人にて福の神に出で...
柳田国男 「遠野物語」
...同じ福の神でも祀ってある場所がちがうと...
柳田國男 「日本の伝説」
...岸がんのことを福の神だねえと云ったそうである...
山本周五郎 「青べか物語」
...福の神様が舞込んで来かかりますと...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...これあ福の神様ですばい...
夢野久作 「笑う唖女」
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