...引き上げるのも悪くはないな...
芥川龍之介 「海のほとり」
...――」「悪くはないやうだ...
芥川龍之介 「山鴫」
...雨に煙る高台寺下の静かな通りを清水(きよみず)へ抜ける道筋も悪くはない...
岩本素白 「雨の宿」
...昔は立派な宿屋らしく造作も悪くはない...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...………」「そう? でもおかあさんに悪くはない?」ナオミは気にしているような口ぶりでしたが...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...別に悪くはないわけじゃない? それも先生に贔屓分(ひいきぶん)に点をいただこうとは思わないの...
徳田秋声 「仮装人物」
...そこにゐる丈のあらゆる動物とを精(くは)しく見て置くのも悪くはない...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...「悪くはないね...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...もっと緩(ゆっくり)外(はず)したら宜(よ)さそうなもんじゃないか」「悪いですか」「悪くはないよ...
夏目漱石 「虞美人草」
...伊庭のこの仕事を手伝ふのも悪くはないと思つた...
林芙美子 「浮雲」
...しかし春の夕方雨風の少しあるのも必ずしも悪くはないとも云へる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...頭脳(あたま)が悪くはない積りです」「悪く解(と)っては困る...
松本泰 「緑衣の女」
...ひとむきは決して悪くはないであろう...
宮本百合子 「概念と心其もの」
...「何も悪くはない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...お腹に力を入れるということは悪くはないのに...
柳田国男 「故郷七十年」
...「舟宿の亭主も悪くはないだろう」「残念ながらそのようでございます」「うちあけて云えばそれもあったのだ」正篤は紫色に染まった唇で微笑する...
山本周五郎 「桑の木物語」
...誰も悪くはないのだ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...私も悪くはないと思うんだが」「――そういう話はもう暫く待って頂きたいんですが」「二十七にもなってまだ待つのか」「――こちらが済むと江戸へ戻らなければなりませんし...
山本周五郎 「はたし状」
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