...必ずしも悪くはない...
海野十三 「新学期行進曲」
...昔は立派な宿屋らしく造作も悪くはない...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...外のものとの折れ合も悪くはない...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...この限りでは農民にとって悪くはない...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...」「この部屋は住み心地が悪くはないかね...
豊島与志雄 「過渡人」
...意地が悪くはない...
中島敦 「環礁」
...悪くはないのだろうくらいに考えていた...
夏目漱石 「こころ」
...病院が夜では都合が悪くはないかという動議のあったため...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...スパイを蹴飛ばしたのは悪くはないんだが...
葉山嘉樹 「牢獄の半日」
...そして、僕の如きは関東の牛鍋が、勿論好きであるが、牛鍋とは又全く別な食いものとして、関西流すき焼も亦、悪くはないと、両方を食い比べているうちにそういう心境に迄至ったのであった...
古川緑波 「牛鍋からすき焼へ」
...ヒメササユリと別称しても悪くはない...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...頭脳(あたま)が悪くはない積りです」「悪く解(と)っては困る...
松本泰 「緑衣の女」
...悪くはないが似た所がないと御覧になったせいか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...またその妻のちからもいろいろの面で役立つと思うのですが」「悪くはないですね」津田は頷(うなず)いたが...
山本周五郎 「いさましい話」
...だが小光だって悪くはないさ...
山本周五郎 「古今集巻之五」
...頭も悪くはないらしいが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...顔だちもそう悪くはないし...
山本周五郎 「山彦乙女」
...何もカソリックそのものの精神は悪くはないよ...
横光利一 「旅愁」
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