...何かしら信仰ないし迷信的色彩のある禁戒であったであろう...
寺田寅彦 「ピタゴラスと豆」
...昔のギリシャかローマに何かそれに類する「禁戒」「タブー」「物忌(ものい)み」といったようなものがあったのではないかという疑いをおこさせるには十分である...
寺田寅彦 「ピタゴラスと豆」
...禁戒(きんかい)の旨を記してやり...
中里介山 「法然行伝」
...神様の御禁戒にも拘らず足の指がはしやぎだすのやふくらはぎがふくらむのをお感じになる……――夜が来ると...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...仏経にも禁戒具足しいまだかつて行欲せざる浄行童女善比丘尼を犯し破戒せしめた者...
南方熊楠 「十二支考」
...『聖書』に爬虫類を啖う禁戒あれば...
南方熊楠 「十二支考」
...誰も頼まぬ禁戒など守ってそんな僧たちに讃められてからが縁の下の舞いと気が付いたところへ...
南方熊楠 「十二支考」
...阿片宿の門額には「阿片禁戒所」と掲示されてゐる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...女人は禁戒のはずではないか」「というて...
吉川英治 「親鸞」
...この運動は官権の禁戒にもかかわらず存続した...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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