...また私どもは摩利信乃法師の神変不思議な法力(ほうりき)に...
芥川龍之介 「邪宗門」
...なにしろあいつは神変自在の魔術師ですからね...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...悪人が神変不思議(しんぺんふしぎ)の妖術でも心得ているのか...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...神変(しんぺん)ふかしぎの怪賊と...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...やつらは神変(しんぺん)ふしぎの魔法使いです...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...鬼神変化(きじんへんげ)幽冥果報(ゆうめいかほう)というようなことを口にする者があると...
田中貢太郎 「令狐生冥夢録」
...その上いかにも神変不思議の生物らしく立っていたと云うことは...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...それは一つの神変のごとくに戦場を横断していった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...左へ落つるのが神変の蛇滝(じゃだき)となるのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...それらの神変幻術が...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...道家は、伊尹、太公、老、荘などを祠って、神変怪異を現じ、不老長生の術を求めるものであった...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...丁度その僕と同じ精神変質者であつたからだ...
萩原朔太郎 「僕の孤独癖について」
...世の中に種々(いろいろ)ある怪物(ばけもの)の詮索をするのを止(や)めて先(ま)ず我々人間が一番大きな怪物(ばけもの)で神変(しんぺん)不思議な能力を持っていると喝破(かっぱ)し...
平井金三 「大きな怪物」
...香材の出処実に思いのほかなるもありて、一九〇三年版マヤースの『人品および身死後その残存論(ヒューマン・パーソナリチー・エンド・イツ・サーヴイヴァル)』巻二第九章附録に、精神変態な人が、頭頂より二種の香液を他の望み次第出した記事と弁論あり...
南方熊楠 「十二支考」
...これを衆人注視の中に持去りたる神変不思議の人物こそ...
夢野久作 「少女地獄」
...二本の白刃を迎えて神速神変の妙を極め...
吉川英治 「剣難女難」
...すべて兵を用いるの神変妙機は一概にはいい難い」かれの解説は...
吉川英治 「三国志」
...一顰一笑(いっぴんいっしょう)悉く神変の意をふくむもの...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索