...確かな実証を持っている...
芥川龍之介 「西郷隆盛」
...つまり一番確かなのは「落つる涙は」と云ふ気のしたことです...
芥川龍之介 「大正十二年九月一日の大震に際して」
...それが習慣になつて了はない間は確かな所有ではない...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...パトラッシュが回復したという確かなしるしに...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...いよいよ以て不確かな記述が出て來るのである...
内藤湖南 「章學誠の史學」
...信實には隨分確かなる遺跡もあれば...
内藤湖南 「日本の肖像畫と鎌倉時代」
...何としても確かな証拠がありませんので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...確かなことはわかりません」これは重大な証言でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何んだらうがこれほど確かな證據を見せつけられて引つ込んでゐる寅松ではありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...下手人が金次でないことだけは確かなやうだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...確かなことなンだろうな」「確かも確かも...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...以上より確かなことは...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...近く有形のものについて確かなる証拠を示さんに...
福沢諭吉 「日本男子論」
...非常に確かな筋から...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...確かな人から私は聞きました」中将が真正面からこう言うのを聞いて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...確かなことを皆知っておしまいになったようである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...どうしても我々の掟を概括的な不確かな言葉で表現するにとどめねばならない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...無駄をはぶいた簡素、作為に傷つかない自然さ、簡単な工程、またはそこに見られる無心の豊かな模様、健実な確かな形、落ち着いた深みある色、全体を包む単純の美、それは民藝品を美しくさせているその同じ原理が働いているからではないでしょうか...
柳宗悦 「民藝とは何か」
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