...いろいろとやったことは確かだが...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...僕の気もちの中には刑務所に対する好奇心もまじっていることは確かだった...
芥川龍之介 「冬」
...山号は確かだが寺名はあやしい...
安倍能成 「初旅の残像」
...その一人は首領「右足のない梟(ふくろう)」であることは確かだった...
海野十三 「流線間諜」
...マア坊の信頼を裏切ったのは確かだ...
太宰治 「パンドラの匣」
...『梅暦』は一歩群を抜いてゐることだけは確かだ...
田山録弥 「西鶴小論」
...この洞穴のなかにはいつていつたことは確かだ...
豊島与志雄 「エミリアンの旅」
...歩んでゆくが一番確かだと云われましたから……...
豊島与志雄 「香奠」
...自分の鼻が踏みつけられたバナナ畑の蛙(かえる)のように潰れていないことも甚だ恥ずかしいことは確かだが...
中島敦 「南島譚」
...「併し芦名兵三郎でない事だけは確かだよ」「エ? 本当かえそれは」「本当とも...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...犯人は家の中に居ることは確かだから...
野村胡堂 「死の予告」
...親分の鐘五郎を送つて部屋の入口まで來たことは確かだが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...明神下に逃げ込んだことは確かだが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...結構ひとりでやつて行けるくらゐ貯(た)めてるのは確かだと思ふわ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...まつたく彼は一ト月も前から或る小説を書きかけてゐることは確かだつた...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...ともかくもおれの未来が全く保証せられていることは、確かだった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...脚迅(はや)く確かだったとある...
南方熊楠 「十二支考」
...丈夫になることは確かだと思う...
柳田国男 「年中行事覚書」
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