...相違するのと同じ事である...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...人文的現象と相違する点に於ては...
高木敏雄 「比較神話学」
...然るに用語文体の組織が全然相違するためでもあるが...
戸川秋骨 「翻訳製造株式会社」
...同じ主題に対する博士と私との見解の相違する点を明かにしようと思ふのである...
時枝誠記 「国語学と国語教育との交渉」
...それから又星名が二十八宿整頓してゐないことも淮南子などゝ相違する點であるが...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...単に装飾の細節(さいせつ)において相違する点をもつぶさに書き分けていまだ霊廟を見ない人に向って誇り顔にこれを紹介したことであろう...
永井荷風 「霊廟」
...あるいはまた男女は単に性の相違するのみで...
新渡戸稲造 「自警録」
...そして綾之助とはあまりに相違する悲しい恋をささげられた...
長谷川時雨 「豊竹呂昇」
...父と子であるからには余程の年齢が相違するだらうにも係はらず...
牧野信一 「鬼涙村」
...「同じ用語同じ花月にても其れに對する吾人の觀念と古人のと相違する事珍しからざる事にて」云々それは勿論の事なれどそんな事は生の論ずることゝ毫も關係無之候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...「同じ用語同じ花月にてもそれに対する吾人(ごじん)の観念と古人のと相違する事珍しからざる事にて」云々...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...その手法はグンドルフと甚だ相違するにせよ...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...科学と哲学とはその見方においていかに相違するのであろうか...
三木清 「哲学入門」
...固より銘々のヘーゲルに對する關係に於て著しく相違するに拘らず...
三木清 「歴史哲學」
...も早や互いに惻隠の情さえ通わぬのはただ想うふるさとの相違するものあるばかりかもしれなかった...
横光利一 「旅愁」
...ローマ帝国と神聖ローマ帝国と近代ヨーロッパ諸国とが相違するほどには相違しているのである...
和辻哲郎 「孔子」
...ほとんど相違するところがない...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...またたといこれが歴史的事実に相違するとしても...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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