...)若し「小説家万能」の言葉に相当する事実を数へるとすれば...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...この物質の周囲を包んで太陽黒点に相当する...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...そのなかには先(ま)ず今日の寒暖計に相当する寒熱昇降器というのがあり...
石原純 「平賀源内」
...太陽はいつもものうき光線を彼らの国の屋根に相当する地表に投げかけているだけだった...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...弘前の土手町に相当する青森の商店街は...
太宰治 「津軽」
...そして他項に相当する最初の物体が運動し得るが故にこの項も亦運動し得る空間である...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...そして惰性は力学の第三法則に相当するのではなく第二法則の内容を云い表わす筈であった...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...この第三の場合又はそれに相当するような科学論だけが...
戸坂潤 「科学論」
...啓蒙の正反対物にも相当するわけだろう...
戸坂潤 「啓蒙の現代的意味と役割とについて」
...我々の考える類的国家の超越的理念ともいうべきものに相当することを考えるならば...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...又文化と技術との分裂対立に相当する...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...この場合統一されるものというのに相当するものはこの形式的直観ではない...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...文明の下層に生ずる醜い菌の各種類に相当するものである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...前の図の線の幅が四十四粁に相当するとなると...
中谷宇吉郎 「地球の円い話」
...十五来(き)ぬ鴛鴦の雄鳥の羽の如き髪に結ばれ我は袖振る男の元服に相当する様な風俗でもあつたものらしく...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...支那にもこれに相当する訳語がなかったものと見えて...
穂積陳重 「法窓夜話」
...今日のパリの apaches に相当する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...後(あと)に郵便局に残る小さな一枚が正本の大帳簿に相当する物である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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