...常に直線的に急歩せずンば止まず...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...直線的に歩くことが全く無理だったから...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...身体(からだ)全体を直線的に動かしてスケイトしなければならない...
谷譲次 「踊る地平線」
...直線的に発達してゐる...
田山録弥 「町」
...自(みず)から直線的に急歩大蹈(たいとう)せり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...直線的に又廻り途をしながら...
戸坂潤 「辞典」
...マルクス主義的なものから日本的なものへ直線的に走るのは...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...直線的に決行するだけの盲動力を持った男であるということだけは...
中里介山 「大菩薩峠」
...直線的にまた曲線的に...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...二人はただ直線的に先へ延びて行くに過ぎないだろうといいました...
夏目漱石 「こころ」
...且つあまりに直線的に濃厚なのを平生から怪(あやし)んでゐた...
夏目漱石 「それから」
...時が単に直線的に考えられ...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...一方の作家は一つの作品から次の作品へと直線的に...
堀辰雄 「(芥川龍之介の書翰に就いて)」
...さうしてその中のエピソオドの一つ一つが彼の「何か知らないもの」(彼がそれを「復讐の神」と呼んだもの)に對する恐怖で直線的に貫かれてゐる...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...このやうに歴史の運動の時間が直線的に表象されるところでは...
三木清 「歴史哲學」
...そしてもしも歴史がこのやうに直線的に發展するとすれば...
三木清 「歴史哲學」
...それに直線的にぶつかって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...華麗味を直線的に引直して...
夢野久作 「能とは何か」
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