...娘が直様(すぐさま)その呼出しに応じたのも無理ではないと思われたからだ...
江戸川乱歩 「鬼」
...死体は直様(すぐさま)ランチに引上げられたが...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...彼は直様(すぐさま)思い出して答えた...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...蘭堂は直様(すぐさま)飛び込む勇気がなかった...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...私は直様(すぐさま)小屋を出て...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...私は何だか羨ましくなり直様(すぐさま)家来に命じ同じ味噌汁を作らせた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...男は憤怒のあまり周囲のものを打壊して卒倒してしまう…………わたしはヨウさんに別れて家に帰ると直様(すぐさま)読掛けたこの小説の後半をば蚊帳(かや)の中で読んだ...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...直様これは旧宅の庭のどの辺に立っている樹の葉であるかを弁別し...
永井荷風 「写況雑記」
...直様(すぐさま)長吉(ちやうきち)は温順(おとな)しさうな弱さうな色の白い顔を襖(ふすま)の間(あひだ)から見せた...
永井荷風 「すみだ川」
...破損すれば直様古きを棄てて新しきを購うようになった為めであろう...
永井荷風 「巷の声」
...物案顔(ものあんじがお)に俯向(うつむ)いて行く種彦をば直様(すぐさま)広い並木の大通(おおどおり)へと導いた...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...直様(すぐさま)思返してその方へ曲った...
永井荷風 「深川の唄」
...娘は直様(すぐさま)元気づき...
永井荷風 「雪の日」
...娘は直様元気づき...
永井荷風 「雪の日」
...自分は直様(すぐさま)窓の外に縦横に入り乱れて立っている太い樹木を見た...
永井荷風 「霊廟」
...封書にて直様(すぐさま)差出し申すべく...
服部之総 「新撰組」
...そこで直様善光寺へ駈けつけて...
正岡子規 「犬」
...それを直様(すぐさま)自ら返辞した大守もえらい...
南方熊楠 「十二支考」
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