...直様(すぐさま)玄関の大扉を締切り...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...布引氏が直様(すぐさま)交換局を呼出して...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...直様娘を引渡してくれ給え」布引氏はなぐりつけてやり度い程の不快を押し殺して...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...蘭堂は直様外出の用意をして...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...この不景気に直様(すぐさま)口があるではなし...
江戸川乱歩 「接吻」
...私は何だか羨ましくなり直様(すぐさま)家来に命じ同じ味噌汁を作らせた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...わたしは抱えて戻った葡萄酒の栓を抜いて直様(すぐさま)夕飯をすますと煙草(たばこ)ものまずに巻紙を取り上げた...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...男は憤怒のあまり周囲のものを打壊して卒倒してしまう…………わたしはヨウさんに別れて家に帰ると直様(すぐさま)読掛けたこの小説の後半をば蚊帳(かや)の中で読んだ...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...桜と榎とは霜を待たず秋となれば直様(すぐさま)落葉する事他の木よりも早い...
永井荷風 「写況雑記」
...物案顔(ものあんじがお)に俯向(うつむ)いて行く種彦をば直様(すぐさま)広い並木の大通(おおどおり)へと導いた...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...直様(すぐさま)茶ぶ台の上で名刺の交換が始まった...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...直様(すぐさま)思返してその方へ曲った...
永井荷風 「深川の唄」
...直様(すぐさま)お雪の抱主(かかえぬし)だろうと推察したので...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...娘は直様(すぐさま)元気づき...
永井荷風 「雪の日」
...娘は直様元気づき...
永井荷風 「雪の日」
...お母(はは)さまに直様(すぐさま)お出下さるやう...
樋口一葉 「大つごもり」
...直様(すぐさま)煮かけては置いたけれど中途(なかたび)お客は断れない...
樋口一葉 「たけくらべ」
...そこで直様善光寺へ駈けつけて...
正岡子規 「犬」
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