...発句の展開されたものが三つ物となり表合(おもてあわせ)となり歌仙百韻となるのである...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...すなわち三句に百韻千句のはたらきがあり...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...その多数な「歌仙(かせん)」や「百韻(ひゃくいん)」のいかなる部分を取って来ても...
寺田寅彦 「ラジオ・モンタージュ」
...同じ百韻中で調べてみると前のほうにある「とろとろ」はだいぶ離れているが...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...杜甫の『秋日詠懷一百韻』の中に六朝の畫聖顧之の名を一字省いて顧といひ...
土井晩翠 「「イーリアス」例言」
...百韻(ひゃくいん)これに次ぐ...
正岡子規 「俳諧大要」
...百韻は百句を以て成る...
正岡子規 「俳諧大要」
...百韻の月の定座は表の終(おわり)より二句目...
正岡子規 「俳諧大要」
...『白雲点百韻俳諧』に「火燵(こたつ)にもえてして猫の恋心」ちゅう句に「雪の日ほどにほこる古疵(ふるきず)」...
南方熊楠 「十二支考」
...五つまりは百韻三十六吟(ぎん)の連続の中に...
柳田国男 「木綿以前の事」
...原則としては百韻が常の形であった...
柳田国男 「木綿以前の事」
...中には十百韻(とっぴゃくいん)と称して百句十篇を一度に興行し...
柳田国男 「木綿以前の事」
...紹巴(しょうは)をよんで連歌百韻(れんがひゃくいん)を催したり...
吉川英治 「新書太閤記」
...連歌師(れんがし)の紹巴(じょうは)などを交(まじ)えて百韻(ひゃくいん)を催した席でも...
吉川英治 「新書太閤記」
...百韻(ひゃくいん)の成らぬまに...
吉川英治 「新書太閤記」
...こうして百韻(ひゃくいん)なり五十韻まで歌い連ねてゆくのだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...光秀の発句に始まって百韻に及び...
吉川英治 「新書太閤記」
...国々はなほ長閑(のどか)なる時と附けて百韻を結んだといわれている...
吉川英治 「新書太閤記」
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