...三段論法を用ふること斯くの如し...
芥川龍之介 「学校友だち」
...僕は谷崎氏の用ふる材料には少しも異存を持つてゐない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...「狐を釣るに鼠(ねずみ)の天麩羅(てんぷら)を用ふる由は...
巌谷小波 「こがね丸」
...猟師常にこれを用ふ)穴にそろ/\と這(はひ)入り...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...白縮はもつはら会津を用ふ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...すべて祭礼に用ふる傘矛(かさぼこ)といへる物は古(いにし)へ羽葆葢(うほかい)の字を訓(よめ)り...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...これを擢(つく)に雪を掘(ほる)木鋤(こすき)を用ふ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...※は春の雪鉄石のごとく凍(こほり)たる正二三月の間に用ふべきもの也...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...自殺に用ふる扱帯(しごき)の色の青と紅(あか)とを比べて...
薄田泣菫 「茶話」
...彼は自在に多数の反対色を用ふれども巧みにこれを中和すべき間色(かんしょく)の媒介を忘れざるが故に...
永井荷風 「江戸芸術論」
...こは少しく別問題なれども日本の器具家屋に竹材(ちくざい)を用ふる事の範囲並にその美術的価値を論ずるは最も興味ある事なり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...此の子畫を描くを好みて常に左の手のみを用ふ...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...此獅子頭の鼻毛は、祭日の朝に、吉田の町の所々の入口に氏子出張し、何れの馬を問はず、その所を通りかゝりたる、三匹目の馬の尾を、切て用ふるなり...
中山太郎 「獅子舞雑考」
...彼は印度製の染料をのみ用ふるであらう...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「スワデシの誓」
...外國製品を用ふべきであるとすれば...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「スワデシの誓」
...たとひ吾々が輸入された機械で織つた衣類のみを用ふる場合でも...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「スワデシの誓」
...それを用ふれば如何なる難病も立処に癒ること請合ひでございます...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...達磨が切捨たまぶたからはえた植物の葉を用ふると眠くなくなつた...
南方熊楠 「きのふけふの草花」
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