...三段論法を用ふること斯くの如し...
芥川龍之介 「学校友だち」
...古人が詩に心を用ふる...
芥川龍之介 「骨董羹」
...それを日本人の用ふるのに必しも支那人の用法を踏襲しなければならぬと云ふ法はない...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...唯口語を用ふるよりも数等手数(てすう)のかからざるが為なり...
芥川龍之介 「病中雑記」
...雪車(そり)(又雪舟(そり)の字をも用ふ)を以て重(おもき)を乗(の)す...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...その家にて用ふる紵(を)を績(うみ)たて此人々たがひにその家をめぐりて績(うむ)と聞(きゝ)しがいかにといひき...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...すべて祭礼に用ふる傘矛(かさぼこ)といへる物は古(いにし)へ羽葆葢(うほかい)の字を訓(よめ)り...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...おほかたの和文章(わぶんしやう)にも鮭の字を用ふべし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...薄(はく)雪の国に用ふる物に似(に)たるはこゝに省(はぶ)く...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...彼は自在に多数の反対色を用ふれども巧みにこれを中和すべき間色(かんしょく)の媒介を忘れざるが故に...
永井荷風 「江戸芸術論」
...此の子畫を描くを好みて常に左の手のみを用ふ...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...覆鶏には其卵を用ふ...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...白梅を用ふるもの...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...又魚類肉類を調理するとき鹽梅に用ふ...
福澤諭吉 「肉食之説」
...手紡ぎの絲をもつて作られた手織の衣類のみを用ふる義務がある...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「スワデシの誓」
...日本語を用ふのは骨が折れますか?」さつき滝本が話したのと違つて...
牧野信一 「南風譜」
...上段の画壁彩色金銀を用ふ綺麗にして古色なり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...いたづらに用ふべきものではない...
吉川英治 「折々の記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??