...その後宋(そう)の茶人らが粉茶を用いるに至って...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...このゆえに人物よりも山水花鳥を画題として好んで用いるようになった...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...歴史の科学的研究という語を用いるならばその研究について...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...(明治四十年十一月十六日『東京朝日新聞』)三十九赤茄子(トマト)の伝来洋食に用いるトマトの来歴を調べた人の説によると...
寺田寅彦 「話の種」
...玉の引っこぬきに苦肉の策を用いる手もあるのだったが...
徳田秋声 「縮図」
...観察や実験を少なからず用いるということは...
戸坂潤 「科学論」
...却って単にプロバビリティー現象であるが故に統計的操作を用いる他はないというのに他ならない...
戸坂潤 「科学論」
...或はリテラリーに或はフィギュラチーヴに或は両方を総括した広い意味に用いる...
豊島与志雄 「偶像に就ての雑感」
...この浮いた時間と労力とを神のことばに従って用いることができる...
永井隆 「この子を残して」
...世間往々よくこの字をかの花を賞する Pharbitis NilChoisyのアサガオだとして用いる人があるが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...しかるに社会科学はその研究の手段として自然科学のごとく実験を用いることが出来ぬ...
三木清 「科学批判の課題」
...むしろそれとはちがった・わたし流儀の・手段を用いる方が...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...時に応じてあれこれと用いるがよい」ともいわなかった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ごく並のものであったからその当時は作る者も用いるものも...
柳宗悦 「工藝の道」
...これに用いる簀(す)を栃棚(とちだな)といい...
柳田國男 「食料名彙」
...これしきの濠(ほり)を越えるのに計(はかりごと)を用いるなど...
吉川英治 「新書太閤記」
...また両者をいかなる額の債務に対しても法貨として用いることの結果を...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...それを手段として用いる...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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