...この生産手段を用いるものは人間の労働力である...
戸坂潤 「科学論」
...研究材料として如何に用いるべきであるかを知り得るだろうから...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...一体性格はどういう原因で歴史の樹から落ちて来るのか(原因という言葉は歴史的時間に於て最も adequate に用いることが出来ることを注意せよ)...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...次に吾々は直線を曲線の極限と考え得ると云うが「その規定と計量とに当って何等か直線の直観を用いることなくしてはこの曲線の系列を作ることは出来ない」(同上 S. 246)...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...御屋敷でも用いるかな...
直木三十五 「南国太平記」
...古来から叙述に巧みなるものは皆この筆法を用いるのが通則になっている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...仮名が二つに分れると同時にこれを用いる語も二つに分れて...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...私がここに用いる意味は強過ぎはしないと信ずる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...トマトに鉄の刃物を用いると早く腐って味も悪くなります...
村井弦斎 「食道楽」
...それをそのまま用いることにして...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ある時は他の編み方を用いるのか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...人が詐欺的手段を用いることをゆるさない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それらをもろともに用いること...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...持薬なども用いるようになった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...わが家の客に対して、剣を用いるのは、玄徳に対して戟(ほこ)を向けるも同じであるぞ」と、叱りつけた...
吉川英治 「三国志」
...天子にひとしい車服儀仗を用いるを眺めて...
吉川英治 「三国志」
...平生(へいぜい)用いる脅(おど)しの手真似(てまね)さえ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...しかもインカ王の用いる金銀は...
和辻哲郎 「鎖国」
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