...その注意を用いないからして...
海野十三 「地球を狙う者」
...彼は自分の力を行為のうちに用いないで...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...刑罰の人を殺すには刃(やいば)を用いないで...
中里介山 「大菩薩峠」
...夜具蒲団(やぐふとん)を用いないで寝られる習慣を持っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...関東では「どん」称語を用いないことになっている...
中里介山 「大菩薩峠」
...武器刃物類を用いないのが原則である...
中島敦 「南島譚」
...毛ほどの顔料も用いない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その中でこの巻には他に用いない特別の文字を使っているというような違いが見られるのは...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...「ミ」に対して普(あまね)く「美」および「微」の字を用いた中に「神(カミ)」の「み」にはいつも「微」を用いて「美」を用いないということに気がつきながら...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...それから今は染料に用いないけれどもカキツバタ...
牧野富太郎 「植物記」
...しかし奴隷をほとんど用いない異教韃靼人の間では...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...えらい詩人でなければ破格のしらべは用いないように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...酒も麦も用いない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その論拠や推理を用いないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...我々はこれを用いないことがない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...年中まったく麻を用いない者が増加するのであるが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...無正札は「女」だけ浅草辺の店ではショーウインドに凝った趣向なぞを用いない...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...前代までの淫靡な弊風を改革するためには自身もつむぎの袴しか用いないほど質素な範を示して...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
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