...この辺は物騒(ぶっそう)ですから...
海野十三 「奇賊悲願」
...日本の国内にこんな物騒(ぶっそう)なものを据えつけるような卑怯な国の人間に...
海野十三 「東京要塞」
...その隣では仏桑花(ぶっそうげ)の燃ゆるように咲き乱れた門口でシャツ一つになった年とった男が植木に水をやっていた...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...仏桑花(ぶっそうげ)の大木や...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...こう吠えられては物騒(ぶっそう)でなりませんな」二人が犬の吠えるのを頻(しき)りに気にしていると...
中里介山 「大菩薩峠」
...四辺(あたり)がにわかに物騒(ぶっそう)になります...
中里介山 「大菩薩峠」
...この頃ちょっと物騒(ぶっそう)なものでとんだ失礼を致しました...
中谷宇吉郎 「I駅の一夜」
...御互の世は御互に物騒(ぶっそう)になった...
夏目漱石 「京に着ける夕」
...何となく物騒(ぶっそう)な気合(けわい)である...
夏目漱石 「琴のそら音」
...それより以来電車はとかくぶっそうな感じがしてならないのだが...
夏目漱石 「三四郎」
...近所がことのほかぶっそうである...
夏目漱石 「三四郎」
...それについては秩序の乱れた当時に物※(ぶっそう)な恐れがあろうと心配する人があるかも知れぬけれど...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...郊外の方はぶっそうでしてねえ...
三好十郎 「その人を知らず」
...帰路の物騒(ぶっそう)にもあった...
吉川英治 「黒田如水」
...ぶっそうだから」曠野(こうや)にさまよう子供と見て...
吉川英治 「神州天馬侠」
...左様な物を盗み出す物騒(ぶっそう)な女が...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...起重機の鎖から危くぶらさがっている物騒(ぶっそう)な梁に...
吉田甲子太郎 「秋空晴れて」
...物騒(ぶっそう)でない...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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