...生臭い匂いがする...
...この魚は少し生臭い...
...生臭いものを触った手で料理を作ってはいけない...
...生臭さが消えるまでしっかりと洗う...
...生臭い衣服は洗剤でしっかりと洗ってから干す...
...カントの超絶(てうぜつ)哲学(てつがく)や余姚(よよう)の良知説(りやうちせつ)や大(だい)は即(すなは)ち大(だい)なりと雖(いへ)ども臍栗(へそくり)銭(ぜに)を牽摺(ひきず)り出(だ)すの術(じゆつ)は遥(はる)かに生臭(なまぐさ)坊主(ばうず)が南無(なむ)阿弥陀仏(あみだぶつ)に及(およ)ばず...
三文字屋金平 「為文学者経」
...仏の側に生臭坊主がいるのと同じ通理だ...
高村光太郎 「書について」
...胸の裏だけが生臭く焼け残るような気がして...
太宰治 「斜陽」
...其処から生臭い鬼魅悪い臭がして来ます...
田中貢太郎 「人蔘の精」
...これでいよ/\生臭坊主になりきつた...
種田山頭火 「行乞記」
...生臭い匂いとぬるぬるした感触とが頭について離れなかった...
豊島与志雄 「金魚」
...朝から何か生臭(なまぐさ)いものを食べるのが好きです...
豊島与志雄 「食慾」
...この生臭...
直木三十五 「南国太平記」
...編笠一つで追出されるは生臭坊主の身の果にして...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...また世間普通の生臭御前(なまぐさごぜん)であったなら...
中里介山 「大菩薩峠」
...ルヰ・ジュウベエ扮する所の中世の生臭坊主に見えた...
中島敦 「かめれおん日記」
...そんな生臭坊主(なまぐさばうず)ぢやありません...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...生臭坊主でも偉くなれないことはないぜ...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...仇うち物の血生臭さはいっそう度を増したように思われた...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...強いて申そうなら、ちと生臭い...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...生臭い人生と一切やりとりをしない気でいる長女の千々子さまは...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...人間を積みこんでむッと生臭かった...
本庄陸男 「石狩川」
...生臭さ坊主の親鸞(しんらん)めが...
本庄陸男 「石狩川」
便利!手書き漢字入力検索