...かくすれば代々優者のみが生き残るゆえ...
丘浅次郎 「進化論と衛生」
...利口なもの、注意ぶかいもの、強いもの、発達したものは、生き残るものだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...のこる九十五は生き残るのかも知れない...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...そうして最後に生き残る本然の要素は結局自分の子供のころの田舎(いなか)の原始的な影法師に似たものになるのではないか...
寺田寅彦 「映画時代」
...しかし科学の世界ではすべての間違いは泡沫(ほうまつ)のように消えて真なもののみが生き残る...
寺田寅彦 「科学者とあたま」
...生き残るであろうが――名越等...
直木三十五 「南国太平記」
...生き残る所存か」深雪は...
直木三十五 「南国太平記」
...そうして生き残る自分やら...
夏目漱石 「思い出す事など」
...どんな人間的な意味づけによってもとらえられないところの自分よりもあとに生き残るという「まとまったもの」と向かい合い...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...どちらかが生き残るようなバカなことにならないように...
久生十蘭 「雲の小径」
...しかし雌蝉(めすぜみ)は卵を生むまでは生き残るが...
牧野富太郎 「植物知識」
...君が生き残るか俺が生き残るか...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...もう一人の汝が生き残るをゆるさざるを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この大切な生みの子よりも自分の方が生き残ることに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...かえって生き残ることを恐ろしい孤独の中におき去りにされるかのように恐れているのを見た...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自然淘汰(とうた)の網の目をば第一に脱けて生き残る逸物(いちもつ)と見えた...
山田美妙 「武蔵野」
...強者だけが生き残るはげしい環境にあつて勝利者として生き残ることとなつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...何が生き残るのだ...
吉川英治 「私本太平記」
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