...早く走れる馬だけは猛獣の牙からのがれて生き残ることができたが...
海野十三 「地球盗難」
...かくすれば代々優者のみが生き残るゆえ...
丘浅次郎 「進化論と衛生」
...多数の中から少数のもっとも優った者だけが生き残ると推断した結論である...
丘浅次郎 「人間生活の矛盾」
...生き残るという事...
太宰治 「斜陽」
...そうして最後に生き残る本然の要素は結局自分の子供のころの田舎(いなか)の原始的な影法師に似たものになるのではないか...
寺田寅彦 「映画時代」
...それにしても同じ有害な環境におかれた三尾のうちで二つは死んで一つは生き残るから妙である...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...若い人は死んでも老人は生き残るということがある...
永井隆 「長崎の鐘」
...そうして生き残る自分やら...
夏目漱石 「思い出す事など」
...長い間にはその一つか二つだけが生き残るのである...
信時潔 「歌詞とその曲」
...党類三十余人は誅(ちゅう)せられて首を京師(けいし)に送った――とある」「その九戸の一族で今日まで生き残る者はございませんか」「なにぶん昔の事だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...四人のうちの誰かが生き残るわけになる...
久生十蘭 「地底獣国」
...片時も父君のあとには生き残る命と思わなかったものが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...きりぎりすは生き残ることはないのである...
室生犀星 「螽※[#「虫+斯」、第3水準1-91-65]の記」
...もう一人の汝が生き残るをゆるさざるを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...強者だけが生き残るはげしい環境にあつて勝利者として生き残ることとなつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...してみると人間の精神の力は肉体が死んでも生き残るものかも知れない……とつくづく思わせられた事であった」この話を筆者と一緒に聞いて居られた権藤夫人は現存して居られる...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...何が生き残るのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...世に生き残る心はさらさらございませぬ」「では...
吉川英治 「私本太平記」
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