例文・使い方一覧でみる「甘酸」の意味

...甘酸っぱい味が好きです... 甘酸っぱい味が好きですの読み方

...料理で、甘酸っぱく味付けされた「甘酢漬物」を作りました... 料理で、甘酸っぱく味付けされた「甘酢漬物」を作りましたの読み方

...山茱萸はジャムやゼリーに加工されることもあり、甘酸っぱい味わいが楽しめる...

...鳳梨の甘酸っぱい味がおいしいと人気があります... 鳳梨の甘酸っぱい味がおいしいと人気がありますの読み方

...冷帯性の果物は、甘酸っぱくて美味しい... 冷帯性の果物は、甘酸っぱくて美味しいの読み方

...梅子の甘酸を念頭に浮べて見ても... 梅子の甘酸を念頭に浮べて見てもの読み方
芥川龍之介「酒虫」

...甘酸（あまず）っぱい汁――たしかに地上でおなじみの蜜柑にちがいなかった... 甘酸っぱい汁――たしかに地上でおなじみの蜜柑にちがいなかったの読み方
海野十三「宇宙戦隊」

...甘酸ぱい様な腐敗の匂いだ... 甘酸ぱい様な腐敗の匂いだの読み方
江戸川乱歩「吸血鬼」

...甘酸（あまず）っぱいおもいが... 甘酸っぱいおもいがの読み方
高見順「いやな感じ」

...台所の隅に、その一升瓶があるばっかりに、この狭い家全体が、どろりと濁って、甘酸っぱい、へんな匂いさえ感じられ、なんだか、うしろ暗い思いなのである...
太宰治「酒ぎらい」

...誰も、ごぞんじ無いのだ、と私は苦しさを胸一つにおさめて、けれども、その事実を知ってしまってからは、なおのこと妹が可哀そうで、いろいろ奇怪な空想も浮んで、私自身、胸がうずくような、甘酸っぱい、それは、いやな切ない思いで、あのような苦しみは、年ごろの女のひとでなければ、わからない、生地獄でございます... 誰も、ごぞんじ無いのだ、と私は苦しさを胸一つにおさめて、けれども、その事実を知ってしまってからは、なおのこと妹が可哀そうで、いろいろ奇怪な空想も浮んで、私自身、胸がうずくような、甘酸っぱい、それは、いやな切ない思いで、あのような苦しみは、年ごろの女のひとでなければ、わからない、生地獄でございますの読み方
太宰治「葉桜と魔笛」

...それよりも遙にすぐれた新鮮さと甘酸味とがあった... それよりも遙にすぐれた新鮮さと甘酸味とがあったの読み方
豊島与志雄「樹を愛する心」

...朽葉の匂いにほのかな甘酸い匂いが交っていた... 朽葉の匂いにほのかな甘酸い匂いが交っていたの読み方
豊島与志雄「子を奪う」

...甘酸っぱい匂い――匂いとも云えないほどの風味が... 甘酸っぱい匂い――匂いとも云えないほどの風味がの読み方
豊島与志雄「幻の彼方」

...その甘酸っぱいのに... その甘酸っぱいのにの読み方
豊島与志雄「林檎」

...甘酸（あまず）っぱい湯気を立てている鮨屋（此湯気は甘酸っぱくないかもしれぬが... 甘酸っぱい湯気を立てている鮨屋（此湯気は甘酸っぱくないかもしれぬがの読み方
直木三十五「大阪を歩く」

...露や水霜を結んだ、それら落葉の吐く、うす甘酸くて、何となく超人界的な思いを誘う香りが、木の間に漂い流れる...
中村清太郎「ある偃松の独白」

...江戸の文化は甘酸っぱく熟れて... 江戸の文化は甘酸っぱく熟れての読み方
野村胡堂「奇談クラブ〔戦後版〕」

...八五郎の甘酸っぱい顔というものは――何しろ娘の可愛らしさは非凡でした...
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...甘酸っぱい哀愁に... 甘酸っぱい哀愁にの読み方
正岡容「寄席」

...」千鶴子の笑っているうちに甘酸い花の匂いの満ちたフォッシュ通りを突き切り...
横光利一「旅愁」

...甘酸（あまず）ッぱいものが... 甘酸ッぱいものがの読み方
吉川英治「神州天馬侠」

...甘酸っぱい体臭を持った... 甘酸っぱい体臭を持ったの読み方
蘭郁二郎「夢鬼」