...真正の茶は琥珀色の浸出液を生じ...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...琥珀(こはく)のやうな色をした...
芥川龍之介 「地獄変」
...琥珀(こはく)色に寄せつ返しつ波打つてゐたが...
石川啄木 「天鵞絨」
......
伊良子清白 「孔雀船」
...洋服の女はやがてビールを入れた琥珀色に透きとほつて見えるコツプを持つて来た...
田中貢太郎 「黒い蝶」
...流行のズボンとか琥珀のパイプとかの範囲を出なかった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「マリ・デル」
...琥珀の雲 溶けて蒼空(あをぞら)に流れ...
富永太郎 「無題」
...コゼットは白琥珀(こはく)の裳衣の上にバンシュ紗(しゃ)の長衣をまとい...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...漣(さざなみ)の琥珀(こはく)に寄る幅広の絹の色が鮮(あざやか)な翼を片鬢(かたびん)に張る...
夏目漱石 「虞美人草」
...おい君樽麦酒の祝杯を一つ挙(あ)げようじゃないか」と青年は琥珀色(こはくいろ)の底から湧(わ)き上がる泡(あわ)をぐいと飲む...
夏目漱石 「野分」
...また飾棚(マントル・ピース)の上の琥珀貝の帆前船にも...
久生十蘭 「キャラコさん」
...酒場台(コントワール)のほうからくる琥珀(こはく)色の光が...
久生十蘭 「金狼」
...石炭紀の長者貝(プレウロトマリア)だと信じていたのは千島琥珀(こはく)貝というHawaiia(アワイイヤ)の一種だったのでした...
久生十蘭 「地底獣国」
...琥珀の吸口のついたトルコ煙管もあれば...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...大きな琥珀のパイプから...
宮沢賢治 「オツベルと象」
...それでいて琥珀のようにおかしな匂(におい)でもない...
宮沢賢治 「饑餓陣営」
...美酒(びしゅ)をついだ琥珀(こはく)のさかずきをあげながら...
吉川英治 「神州天馬侠」
...孫兵衛の母イサベラ様の幾代目かの御先祖――黄金(こがね)色の髪の毛に愛くるしい琥珀(こはく)の眼をもった異国娘も...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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