...玩弄物にするのは世間のことだ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...玩弄物(おもちゃ)...
泉鏡花 「海異記」
...玩弄物(おもちゃ)だのな...
泉鏡花 「海異記」
...お浜ッ児(こ)に何にも玩弄物(おもちゃ)が買えねえな...
泉鏡花 「海異記」
...「何をまたカオカオだ、おらも玩弄物を、買お、買おだ...
泉鏡花 「海異記」
...従て詩人の玩弄物となるの弊なきに非ず...
高木敏雄 「比較神話学」
...ひとの玩弄物(がんろうぶつ)ではないのである...
太宰治 「ろまん燈籠」
...俺(おれ)ゃ運命(うんめい)の玩弄物(もてあそび)ぢゃわい!ベンおい...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...連句はその末流の廃頽期(はいたいき)に当たって当時のプチブルジョア的有閑階級の玩弄物(がんろうぶつ)となったために...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...一種の玩弄物となるの危険がある...
豊島与志雄 「異邦人の意欲」
...子供の玩弄物に売り出されたものです...
豊島与志雄 「崖下の池」
...是レ迄我ガ邦人ノ全ク之ヲ玩弄物トシ...
※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]上漁史 「好古小言」
...彼ら権勢者の玩弄物(おもちゃ)にすぎなかった...
蜷川新 「天皇」
...玩弄物としました...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...昨年のクリスマスにも機械の破損せし懐中時計を子供の玩弄物(おもちや)に致すやうにと贈り遣りしことあるものなるに...
アルツウル・シユニツツレル Arthur Schnitzler 森林太郎訳 「アンドレアス・タアマイエルが遺書」
...しかも単に考古的好事家の玩弄物でなく...
矢内原忠雄 「読書と著書」
...性的玩弄物(がんろうぶつ)として...
与謝野晶子 「「女らしさ」とは何か」
...氏によれば仏教美術も万葉の歌も少数知識階級の玩弄物(がんろうぶつ)であって...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索