...道了と猿山の森を分つ鋸型(のこぎりがた)の谿谷(けいこく)に従って径(みち)を見出し...
牧野信一 「ゼーロン」
...猿山などという部落づたいに龍巻村へ向うのが順当なのであるが...
牧野信一 「ゼーロン」
...退屈だから将棋をしようということになったのですって」猿山というのはこの城下から北に当る...
山本周五郎 「契りきぬ」
...その猿山のかなり大きな温泉宿ののちぞえにいっていて...
山本周五郎 「契りきぬ」
...自分は猿山の湯治場の者で...
山本周五郎 「契りきぬ」
...――猿山という地名が口に出たのは『みよし』の女あるじからよく話を聞いていたのと...
山本周五郎 「契りきぬ」
...猿山まではゆけないが二俣まで送ってあげよう」その絹物商人はおなつの言葉を信じてこう云った...
山本周五郎 「契りきぬ」
...猿山へ着いて『むろい』というその宿をみつけるまでは...
山本周五郎 「契りきぬ」
...それがあがったと思うと猿山にも雪が来た...
山本周五郎 「契りきぬ」
...近在の人たちはそれを『猿山のきちがい雪』というそうであるが...
山本周五郎 「契りきぬ」
...山中猿山中猿と呼ばれておりますが...
吉川英治 「新書太閤記」
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