...「猫又が家に来た」...
...「猫又の話を聞いたことがある?」...
...「猫又の存在を信じている人もいるんだよ」...
...「近所で猫又が出没してるって噂があるよ」...
...「伝説によると、猫又は狐や他の妖怪と一緒に暮らしていることがあると言われている」...
...大島の松の木にひっかかっていたお化け鞄と猫又の死骸と血染(ちぞめ)の細紐(ほそひも)が...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...猫又(ねこまた)のゴシップの力で犬が猫又になる話や...
寺田寅彦 「徒然草の鑑賞」
...四 鐘釣温泉――その一猫又谷から鐘釣山の裾を廻れば...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...猫又先生はこの失望の前に迎へられたのである...
南部修太郎 「猫又先生」
...猫又先生は三人の最後に壇上に現れて...
南部修太郎 「猫又先生」
...面白くない先生は猫又先生だけには限らなかつた...
南部修太郎 「猫又先生」
...高橋順介先生は間もなく私達から「猫又」の仇名を奉られた...
南部修太郎 「猫又先生」
...猫又先生に對するみんなの不滿が次第に高潮して來た...
南部修太郎 「猫又先生」
...少し猫又見たいになつた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...錢形とは言はせぬぞ」猫又の無道軒はいきり立ちます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...番頭の才八も、下女のお萬も、猫又法印も、内儀のお世乃も、その土塀(どべい)があつても植込みがあつても、あの二階は見晴しが良いから、町内何處からでも見透しだから、夜になるとその見物人で、裏通りは押すな/\の繁昌で」「お前の言ふことは少し馬鹿々々しいな」「嘘も掛引きもありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「猫又法印は修驗者ではないか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「猫又法印に當りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「才八が空つ尻なのは、遊びがひどいからだらう」「正直者だとも取れますね」「死んだ主人がやかましくて、妾とふざけながらも、毎日の帳尻は見たといふくらゐだから、思ひの外奉公人達には收入(みいり)がなかつたのかも知れない」「ところで、あの猫又法印が、百も持つて居ないのは何んと判じます」「あわてて隱したのかな」「へエ?」「いや、そんな事はあるまい」「それから、あの猫又法印は威張り返つて、自分の部屋の押入を開けさせませんよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「それ見ろ、後の祟(たゝ)りが怖いぞ」力づくでは叶(かな)はぬと思つたか、猫又法印、眼ばかり光らせてをります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この期(ご)に臨(のぞ)んでも猫又法印は惡あがきを續けます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...× × ×猫又法印の佐多田無道軒は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...余り久しく飼えば猫又(ねこまた)に化け「猫じゃ猫じゃとおっしゃりますな...
南方熊楠 「十二支考」
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