...未だ曾て特色あること...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...五月にあの特色あるにぎやかさがそのあたりに展開されるということは...
田山花袋 「日本橋附近」
...順次にそれぞれの特色ある新しい世界を開展して来たので...
津田左右吉 「東洋文化、東洋思想、東洋史」
...社会条件と認識態度との最も特色ある表現を見ることが出来る...
戸坂潤 「技術の哲学」
...國民性により著述の特色あるを看破せる者にて...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...しかも特色あるものを作ったことや...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...特色あるを富人求めたが...
南方熊楠 「十二支考」
...特色ある地方の産業として尊敬し保護しその固有性を発展せしめねばならない...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
...こんな特色あるものにさえ...
柳宗悦 「多々良の雑器」
...特色ある各地の伝統と技術とは無数の優れた職人と共に斃(たお)れつつあるのである...
柳宗悦 「地方の民藝」
...犬をこんなにも特色ある形にこなしたものは...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...この町で売る長帚(ながぼうき)も特色ある形で他に見かけません...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...ここのものでは「茶膳(ちゃぜん)」と呼んでいる一種の茶盆が特色あるものであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...他の国にない特色あるものが少くありません...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...日本で地方の特色ある風俗が残っているのは北の国々です...
柳宗悦 「民藝四十年」
...最も特色ある土地は北方よりむしろ南方の沖縄であるといわねばなりません...
柳宗悦 「民藝四十年」
...私はこの「一期一会」の方が一段と特色ある言葉のように思われてならぬ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...漬物という特色ある食品の日本に発達したのも...
柳田國男 「食料名彙」
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